アメリカに、いや全世界に衝撃と悲しみが広がった。
NBAの元スーパースター、コビー・ブライアントと13歳の娘らが乗ったヘリコプターが現地26日、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落し、乗組員9名全員が死亡した。
各界から追悼のコメントが出ているが、ある一人のメジャーリーガーのSNSは、その失意の大きさを想像させるに余りあるものだった。
コディ・ベリンジャー。昨シーズン、24歳の若さでナ・リーグMVPを獲得したドジャースの若手スラッガーだ。ベリンジャーは自身のツイッターを更新し、「15時間前だったんだよ……まだ本当にコビーが死んだなんて信じられない。彼の家族と近しい友人の方々に祈りを捧げます。でも僕は、彼の死は嘘だと願っている」とコメントを発信した。
15時間前、ベリンジャーはファンフェスタを欠席し、NYで開かれたMVP授与式に参加。その際、小さい頃から大好きだった“マンバ(コビーの愛称)”からビデオレターをもらっていたのだ。ビデオの中でコビーは「おめでとうコディ。2019年のMVP良かったね。47本塁打? まぁまぁだね。115打点? まぁまぁだね。シルバースラッガーとゴールドグラブも受賞? まぁまぁだね」と、彼らしいウィットに富んだ返しをしつつ、「今シーズンの活躍が楽しみだよ!」と、若き強打者への期待のメッセージを最後に届けた。
コビーは20年間在籍したロサンゼルス・レイカーズで5度の世界一をもたらし、18度のオールスターに選出。NBAの歴代通算得点3位(当時)を誇るスコアラーはクラッチぶりでも知られ、LAでプレーする選手が土壇場で活躍すると、「コビーのようだ」という枕詞が付けられることも多かった。
悲しみに暮れるベリンジャーは、果たして自身のアイドルの期待に応え、「コビーのような」勝負強さを発揮し、1988年以来世界一から遠ざかるドジャースを頂点に導くことができるだろうか。
構成●スラッガー編集部
NBAの元スーパースター、コビー・ブライアントと13歳の娘らが乗ったヘリコプターが現地26日、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落し、乗組員9名全員が死亡した。
各界から追悼のコメントが出ているが、ある一人のメジャーリーガーのSNSは、その失意の大きさを想像させるに余りあるものだった。
コディ・ベリンジャー。昨シーズン、24歳の若さでナ・リーグMVPを獲得したドジャースの若手スラッガーだ。ベリンジャーは自身のツイッターを更新し、「15時間前だったんだよ……まだ本当にコビーが死んだなんて信じられない。彼の家族と近しい友人の方々に祈りを捧げます。でも僕は、彼の死は嘘だと願っている」とコメントを発信した。
15時間前、ベリンジャーはファンフェスタを欠席し、NYで開かれたMVP授与式に参加。その際、小さい頃から大好きだった“マンバ(コビーの愛称)”からビデオレターをもらっていたのだ。ビデオの中でコビーは「おめでとうコディ。2019年のMVP良かったね。47本塁打? まぁまぁだね。115打点? まぁまぁだね。シルバースラッガーとゴールドグラブも受賞? まぁまぁだね」と、彼らしいウィットに富んだ返しをしつつ、「今シーズンの活躍が楽しみだよ!」と、若き強打者への期待のメッセージを最後に届けた。
コビーは20年間在籍したロサンゼルス・レイカーズで5度の世界一をもたらし、18度のオールスターに選出。NBAの歴代通算得点3位(当時)を誇るスコアラーはクラッチぶりでも知られ、LAでプレーする選手が土壇場で活躍すると、「コビーのようだ」という枕詞が付けられることも多かった。
悲しみに暮れるベリンジャーは、果たして自身のアイドルの期待に応え、「コビーのような」勝負強さを発揮し、1988年以来世界一から遠ざかるドジャースを頂点に導くことができるだろうか。
構成●スラッガー編集部