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ド軍キム・ヘソンのマイナー行き報道「もう少しで本塁打だったのに…」韓国メディアが残念がった大飛球「入っていれば状況は変わったのか?」

THE DIGEST編集部

2025.02.26

打撃が課題と報じられているキム・ヘソン。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのキム・ヘソンに注目が集まっている。3年1250万ドル(約19億円)で契約した内野のユーティリティー選手は、退団したギャビン・ラックスに代わって正二塁手に入ると予想されていた。

 しかし、弱点とされていた打力不足が顕著となり、ここまで9打数1安打、打率.111、2四球、4三振。評判の守備力も、二塁手と遊撃手を守って2失策と、十分なアピールができていない状況だ。

 現地2月25日に行なわれたシアトル・マリナーズとのオープン戦では3打数無安打、1失策。試合後、米記者がデーブ・ロバーツ監督に「キム・ヘソンの打撃を調整するために、マイナーでシーズンを迎える必要があると思うか?」と投げかけると、指揮官は「ひとつ疑問があるとすれば打撃だ。彼は米国で競争する自分に賭け、ポジションを得るためにプレーしている真っ最中だ。それは進行中であり、いますぐ決断を下す必要はない」と語った。

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 マリナーズ戦で韓国メディア『OSEN』が残念がったシーンがあった。代打で登場した4回にキム・ヘソンが、マリナーズとマイナー契約した36歳のベテラン左腕ドリュー・ポメランツと対戦。初球の直球をファウルとし、2球目のカーブは見逃してボール。3球目の直球をフルスイングすると、打球は右中間に向かって飛んでった。

 それでも打球に伸びはなく、フェンス手前で右翼手がキャッチ。大きなアピールとなる本塁打とはならなかった。『OSEN』は、「もう少しで本塁打だった。打球速度105.1マイル(169キロ)、打球角度34度。角度がやや高くて飛距離が足りず、右中間フェンスの手前で失速した。右中間ではなく右ポールに向かって飛んだり、角度が30度以下だったら本塁打やフェンス直撃の長打だったかもしれない」と肩を落とした。

「入っていれば状況は変わったのか?」と同メディアが伝えたように、もし大きな当たりがフェンスを越えていたら、試合後のロバーツ監督のコメント内容は別のものになっていたかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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