現地２月25日、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が「ハイブリッドBゲーム」と称された実戦形式の練習試合に登板。シカゴ・ホワイトソックスのマイナー選手を相手にした実質的なライブBPで、佐々木はドジャース加入後初の対外試合を迎えた。

　佐々木は先頭のカイル・ティールに投げた速球を右翼スタンドに運ばれ、いきなり豪快な一発を許してしまった。しかし以降は野手がいればアウトになるような打球を誘い、初回をこの日唯一の空振り三振で締めくくった。

　予定の２回を超えて３回も登板した佐々木は、打者10人に対して計38球。２安打、２四球、１奪三振、１失点の内容だった。

『MLB.com』も佐々木の登板を記事化し、投球内容などを報じた後、対戦したホワイトソックスのポール・ジャニッシュ育成担当ディレクターの声を紹介している。

「佐々木やそのほかの投手と対戦するのは、若手選手たちにとって刺激的なことだった。佐々木の初めての対外試合で対戦できて、とてもうれしい。若い選手たちが今シーズン、メジャーでプレーするチャンスを掴めるよう期待したいね」

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  　佐々木が打者を相手にした実戦形式に登板するのは、ドジャースの選手を相手にした20日のライブBP以来２度目。まだオープン戦での登板はないものの、３月18、19日に日本で行なわれる東京シリーズの第２戦で先発すると報じられている。

『MLB.com』は佐々木の今後について、「ドジャースは春季トレーニングでの佐々木の調子をみて、今後の登板を決めようとしている。１年前の山本由伸と同様、チームは佐々木がメジャーの生活に適応する手助けをしたいと考えている」と伝えた。

　ドジャースのマーク・プライアー投手コーチも、「山本と同じように佐々木を米国式の野球や練習、ミーティング、その他いろいろなことに慣れさせることが優先だ。最初の数週間は互いを知ろうとし、そこから前進しようと努める。それから佐々木が取り組みたいいくつかの内容に集中させるつもりだ」と語っている。

構成●THE DIGEST編集部

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