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プロ野球

オリックス高卒2年目左腕・東松快征と若き日の山本由伸の共通項「先輩たちから意識の違いを感じた」【オリ熱コラム2025】

THE DIGEST編集部

2025.03.08

高卒2年目の東松が春季キャンプでA組入り。 写真:野口航志

高卒2年目の東松が春季キャンプでA組入り。 写真:野口航志

 今年のキャンプの振り分けで、サプライズのひとつだったのが、高卒2年目の左腕、東松快征のA組入りと言っていいだろう。一軍未経験の東松にとっては、春の大冒険といったところかもしれないが、東松の魅力は入団会見で「メジャー行き」や「サイ・ヤング賞」をぶち上げるという怖いもの知らずなところだったりもする。

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 ハッタリでもいいからデカいことをルーキーイヤーから口に出すことは必要。あの山本由伸もルーキーイヤーから「エースになる」「侍ジャパンにエースで出る」「背番号18をつけたい」「メジャーに行きたい」などなど堂々と口にしていた。そしてその全てをクリアした上で、今は海の向こうで最終目標に向かって腕を振りまくっている。ルーキーイヤーではファームでも白星を挙げられなかったが、こういうタイプはいきなり化けることがあるだけに注目しておきたい。
 
 初のA組を「順調に来ている」と言い切った東松だが「先輩たちからは、たくさん刺激になる機会を与えていただいて、結構いい感じで来ているんじゃないかなって思います。ブルペンとかで受けたわけじゃないんで、ピッチングとかわかんないですけど、意識の違いっていうのを常々感じました」と先輩たちと一緒に練習をするだけでもかなり収穫になっているという。

 また練習への意識に関しても「行ったら、もう曽谷(龍平)さんがいた」と先に先輩が汗を流しているのを見て「もっとやらなくては」という意識も芽生えたという。こういうところも若き頃の山本に似ている。

 自主トレを経て春季キャンプに突入したわけだが、先輩たちとのキャンプを通じて成長も実感しているようだ。

「バラつきが去年と比べて少なくなった。紅白戦では2イニングで1失点したんですけど、ノーアウト一、三塁から1失点で抑えられた。点を取られたのは悔しいですけど、今までだったら3失点4失点しているところ、最少失点で抑えるとかできたので。その点においてはメンタル部分がだいぶ大きいと思います。考え方がちょっと変わったかな。今までだったら、何がなんでも0点で抑えてやろうとか。そこを変えて、ちょっと現実的になれました。それは他のピッチャーの方々を見られたのが大きいですね」

 東松は社会人との練習試合で好投。今後も実戦登板に期待したい。

文⚫︎THE DIGEST取材班
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