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プロ野球

オリックスのドラ3指名・東松快征ってどんな選手? 回転数の高いストレートを武器に豪快な投球を披露する本格派高校生左腕

SLUGGER編集部

2023.10.26

甲子園出場こそない東松だが、左腕から最速152キロを計時するストレートはかなり評価が高い。写真:西尾典文

甲子園出場こそない東松だが、左腕から最速152キロを計時するストレートはかなり評価が高い。写真:西尾典文

 10月26日に行われたドラフト会議で、オリックスが東松快征(享栄高)を3位で指名し、交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】東松快征(とうまつ・かいせい)
【生年月日】2005年4月29日(18歳)
【出身地】愛知県
【身長/体重】179cm/91kg
【守備位置】投手
【投打】左投左打
【経歴】享栄高

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 今ドラフトでは稀少な左の本格派高校生左腕で、馬力全開の投球フォームから奪三振を量産する。パワーリフティング日本王者である父譲りの身体から投げ込むストレートは最速152キロで、スピン量は2500回転とも言われる。これに加えて切れ味鋭いスライダーでも相手打者を腰砕けにさせる姿は松井裕樹(楽天)の高校時代を思い出させる。

 制球力が課題で「勝てないピッチャー」とも言われ続けたが、初動負荷トレーニングや食トレに取り組み、激戦区を勝ち抜くために疲労が少ない投球フォームと新球種を増やした。夏の愛知県大会4回戦では、9三振を奪いながら内野ゴロ10個を打たせる新境地も見せた。

 豪快な投球に似つかわしく朗らかなキャラクターの反面、「競合でのドラフト1位指名」や「日本人初のサイ・ヤング賞」など、大きな目標を達成するために必要なことを筋道立てて考え、成長できることも示した。プロの一軍マウンドに上がる姿はもちろん、そこにたどり着くまでの過程と適応も注目したい。

構成●SLUGGER編集部

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