３月18日の開幕戦を前に東京ドームで公式練習とオープン戦で調整を積んでいるMLBロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブス。なかでも注目は大谷翔平（ドジャース）だろう。14日の公式練習では13分ほどフィールドに姿を現し、ジョギングやストレッチなど軽い運動を披露。一目見ようと駆けつけた１万人超のファンの熱い声援に応える場面もあった。

　アメリカの現地メディアは日本が誇るスーパースター大谷の現状をどのように見ているのか。公式練習の取材に訪れていたロサンゼルスの地元紙『Orange County Register』のビル・プランケット記者に話を聞いた。

【動画】日米のスーパースター大谷翔平がファンの前に姿を現し両腕ガッツポーズ！ 　MLB記者歴20年超のプランケット記者はキャリアの多くをドジャース番で過ごし、MLB殿堂入りの投票権も持っている名物記者。昨年末には大谷のドジャースでの歴史的シーズンをまとめた書籍「SHO-TIME 3.0 大谷翔平 新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇」（徳間書店）を執筆した。

　プランケット記者は今回公式練習前日に家族と来日し浅草観光などを楽しんだという。そのなかでもやはり大谷の注目度の高さに驚いたといい、「私が見た限り、日本での人気はアメリカ以上だと思う。飛行機を降りてからずっと、広告でショウヘイの顔を見ているんだ。ここでは彼もドジャースも人気者だね」と笑顔で振り返った。

　そして、二刀流復活のシーズンを迎える大谷については「右ひじの手術を２度行なってからのシーズンは過去の事例を考えると、一筋縄ではいかない」とやや慎重な見方を示しつつも、「観ていてとても面白いシーズンになるだろうね」と顔をほころばせ、偉才の活躍に期待を込めた。

取材・文●谷健生（THE DIGEST編集部）

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