来週、シカゴ・カブスとのMLB開幕シリーズに臨むロサンゼルス・ドジャース。木曜日の日本到着直後から主力選手たちやその家族はこぞって東京の街に繰り出すと、日本文化を満喫する様子をSNSで発信し、大きな注目を集めている。
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　金曜日の東京ドームでは有料の公開練習が開催されて大盛況に。トレーニング後に大谷翔平、山本由伸、そして佐々木朗希の日本人トリオが揃って記者会見に登場して、大勢の報道陣に取り囲まれた。

　そんななか、台湾メディアから大谷に向けて「今後のMLBの開催地として台湾は適していると思いますか？」との質問が飛んだ。大谷は「もちろん適していると個人的には思っています。素晴らしい国の人たちの前で野球できるのは素晴らしいことなので、今回日本で開催、昨年韓国で開催しましたけど、まずはこのシリーズがいいものになれば、こういった他の国の人の開催も盛り上がると思う。台湾の野球ファンの方の前で今後ももしプレーする機会があれば、それは幸せなことだと思います」と丁寧に答えた。

　このコメントに反応したのが、韓国メディア『OSEN』だ。「大谷は世界中の野球ファンを思いやった。彼の態度は韓国、日本、台湾の野球ファンに配慮したもので、チームメイトのフレディ・フリーマンが"韓国の10倍すごい"と発言したのとは大違いである」と記した。さらに「大谷には偉大なプレーヤーとしての威厳と品格があるのだ」と称えている。
  　ドジャースが来日する直前、米メディアの取材に応じたフリーマンは「僕たちのチームには大谷と山本、佐々木がいて、カブスには今永（昇太）と鈴木（誠也）がいる。韓国より10倍はすごくなるだろうね」と、日本ツアーに向けた想いを明かした。単に１年前の韓国シリーズと比較しただけで他意はなかったはずだが、韓国では過剰に捉えられて物議を醸してしまう。『OSEN』は「理解できなくはないが、昨年温かく彼らを歓迎した韓国のファンにしてみれば、非常に残念なコメントだと言わざるを得ない」と論じている。

　MLBの東京シリーズは３月18日・19日に東京ドームで行なわれる。第１戦に山本と今永が、第２戦には佐々木が先発予定。大谷と鈴木を含め、矢継ぎ早な日本人対決が特大の熱狂をもたらしそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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