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「みんな応援がすごく好きだったみたい」カブス完敗も鈴木誠也が明かしたベンチの意外な裏側。東京Dを支配した虎党の熱狂的声援に脱帽「鳥肌立った」

湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

2025.03.15

阪神とのOP戦に敗れたカブスだったが、鈴木(中央)は充実感をにじませた。(C)Getty Images

阪神とのOP戦に敗れたカブスだったが、鈴木(中央)は充実感をにじませた。(C)Getty Images

 3月18、19日に東京ドームで開幕するMLB東京シリーズ2連戦を前にシカゴ・カブスと阪神タイガースのオープン戦が15日に同球場で行なわれ、阪神が3対0で勝利を収めた。カブスの鈴木誠也は2番・指名打者でスタメン出場して、7回に左前打を放つなど3打数1安打。白星は飾れなかったが、4年ぶりとなる日本でのゲームに試合後は充実感でいっぱいだった。
【動画】鈴木誠也が阪神選手と笑顔で交わした一部始終

 試合後の会見に出席した鈴木は「(東京ドームは)すごく思い出深い球場ですし、打席に入る前の声援が聞こえていたので、今日1日すごく楽しかったです」と振り返った。特にこの日は、右翼スタンドに阪神ファンが集結した。普段は巨人ファンでオレンジ色に染まる客席が黄色で統一され、伝統の「六甲おろし」が球場に鳴り響いた。
 
 アメリカの観戦とは異なる日本独自の応援スタイルに選手たちは戸惑うかと思いきや、チームメイトたちは意外な反応を示していた。鈴木は「みんな応援がすごく好きだったみたいでした。ピッチャーたちも『逆に楽しかったよ』と言っていました」と日本の鳴り物応援に好印象。意外な裏側を明かし、「すごくいい経験になったんじゃないですかね」と笑みを浮かべた。

 鈴木自身も広島カープ時代には甲子園で嫌というほど聞き慣れた凄まじい声援だが、「久しぶりに阪神の応援を聞けて鳥肌が立ちました。タイガースファンは素晴らしかったです」と、あらためて虎党の熱量を称賛した。

 カブスのクレイグ・カウンセル監督は阪神ファンについて、「すごく熱狂的だったね。チームのことを愛し、野球を楽しんでいることが感じられました」とエネルギッシュな一面に感服。試合は3安打で完封負けを喫したが、異国で興味深いベースボールの応援スタイルを発見したようだ。

取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)

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