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「首脳陣にとって頭を悩ませる状況」ドジャースと激突する東京シリーズ目前のカブスに漂う“不安要素” 開幕投手の今永昇太を懸念する声も

THE DIGEST編集部

2025.03.16

カブスの開幕投手を務める今永。(C)Getty Images

カブスの開幕投手を務める今永。(C)Getty Images

 新シーズンの開幕を東京で迎えるシカゴ・カブス。鈴木誠也、今永昇太の日本でのプレーにも大きな期待が寄せられるなか、投手陣の現状について懸念の声が聞こえてきている。
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「シカゴ・カブスは先発ローテーションについて重要な決断を下す必要に迫られている」

 そう訴えているのは、米スポーツメディア『CLUTCHPOINTS』だ。同メディアは現地3月15日にカブスの先発投手に関する特集記事を配信しており、開幕目前の懸念材料について論じている。

 記事を見てみると、「カブスは堅実なローテーションを形成しようとしているが、首脳陣にとって頭を悩ませる状況となっている」と厳しい見解。開幕カードを任された今永、ジャスティン・スティールの2本柱のオープン戦での内容が期待にかなうものではなかったと指摘している。

 特に、オープン戦で防御率9点台のスティールを「不安の中心」と評している。左腕の今永は今春、米国で3本塁打を許しているとして「重要なピースとして期待されているが、春季キャンプでは苦戦が目立つ」と、こちらも辛口だ。

 また、他の先発要員として挙げるジェイムソン・タイヨンやマット・ボイドの両ベテランも、ここまでの内容が好調とは言い難いものだと説いており、それらの理由から選手獲得の可能性にも言及。「フロントオフィスは外部からの補強も探っている」として、ベテランのランス・リン(前セントルイス・カーディナルス)が有力候補として浮上しているという。
 
 同メディアは、「先発投手の層に対する懸念があるものの、カブスは依然としてナ・リーグ中地区優勝の最有力候補と見なされている。シーズンを通じて地区優勝候補の座にあるのは、2017年以来のことだ」としながらも、「しかしながら、スティールとイマナガが期待通りの投球を見せられなければ、チームは早い段階で先発投手のやり繰りに苦しむことになるだろう」と厳しい戦いを予想する。

 加えて、「ロサンゼルス・ドジャースとのシーズン開幕戦を控え、カブスは現在の先発ローテーションで賭けに出るべきか、それとも投手陣を強化するために動くべきかを決断しなければならない。いずれにせよ、2025年の成功は主に先発投手陣のパフォーマンスにかかっている」として、新シーズンに向けた見解を示している。

 日本を舞台に華々しいスタートを切る今季のカブスだが、先発ローテは盤石とは程遠い状態のまま初戦に挑むようだ。その中で、チームの先陣を切る今永のピッチングがさまざまな意味で重要なのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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