３月18日に行なわれたMLB開幕戦、東京シリーズでロサンゼルス・ドジャースがシカゴ・カブスに４対１で逆転勝利。ドジャースの先発、山本由伸が５回72球、被安打３、４奪三振、１失点で勝ち投手となった。カブスの先発、今永昇太も４回を69球、被安打０、無失点と好投したものの、１点リードしていた４回終了時点でマウンドを降りたため勝敗はつかなかった。

　アマゾンプライムビデオでのライブ配信で解説を務めた落合博満氏は、MLB史上初となる開幕戦での山本、今永の日本人対決について、「（ふたりとも）合格点ですよ」と高評価。ドジャースは山本を５回まで起用し、カブスは４回で降板した今永の後を継いだ２番目のベン・ブラウンが、登板直後に３点を奪われてドジャースに逆転された。

　今永の交代について落合氏は、「（投手の）勝ち負けがはっきりする５イニングをめどに、とは思いました。大体、ピッチャーが代わった時にゲームが動くのはよくあるケース」と振り返った。

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  　また、ドジャースの勝因として「ピッチャーがよかったですね」とカブス打線を３安打に抑えた投手陣を称賛。「中継ぎのピッチャーは、みんなボールが速いですよ」と続けた。

　ドジャースは６回をアンソニー・バンダ、７回をベン・カスパリウス、８回をブレイク・トライネン、９回をタナー・スコットがいずれも被安打０、無四球で終わらせ、自慢のブルペンが開幕戦から評判通りの実力を見せつけた。

　さらに落合氏は、「ただ、春先特有の打線がそんなに本調子ではない、ピッチャーの出来次第で勝ち負けが決まる最たるゲームだったんじゃないかと思います」と語った。

構成●THE DIGEST編集部

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