ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が現地3月29日に行なわれたデトロイト・タイガース戦に先発登板し、2回途中3安打2失点で降板した。初回から制球が定まらず、4四球を与える乱調。チームが逆転したため自身に勝敗はつかなかったが、早期降板に米メディアからは厳しい目線が向けられた。
【動画】初回に41球2失点、佐々木朗希の本拠地デビュー戦は厳しい結果に...
佐々木は初回に2死満塁のピンチを招くと、6番のマヌエル・マーゴーに三塁線へ転がる内野安打を許し1点を失う。次打者にはこの回2つめの四球を与え、押し出しで2失点。立ち上がりだけで41球を要すほど、コントロールの精度を欠いた。
2回もストライクがなかなか入らず、先頭打者に四球。さらに自らの暴投で二塁への進塁を許す不安定なピッチングが続く。日本人右腕は2アウトまでこぎつけたが、3番のスペンサー・トーケルソンの打席で再び四球を与えたところで、デーブ・ロバーツ監督が直接マウンドに行き本人に降板を告げた。
米スポーツメディア『Yahoo Sports』は、「ロウキ・ササキのデビューシーズンはマウンド上で大きな苦戦を強いられ、計画通りのスタートとはいかなかった。タイガースとの2度目の先発では2イニングを投げ切れなかった」と評した。
だが一方で「シカゴ・カブスとの初登板(19日の東京ドーム)で明らかになった制球力の問題は懸念されるが、メジャーリーグに適応しようとするササキをサポートするドジャースの層の厚さとレベルを考えれば、それほど心配することはない」とも言及。さらに「ロウキ・ササキをスターにする必要はない」と断じ、その理由を次のように説明する。
「2年連続ワールドシリーズ進出を狙うドジャースは、ササキが新たな投球環境とアメリカのゲームに適応する間、スキルを磨くぜいたくな時間を与えることを許している。対照的に、もし彼がサンディエゴ・パドレスのような競争力の低いチームに入団していたら、そのチームの先発陣がドジャースに追い付くのに苦労している中でパフォーマンスに対するプレッシャーは計り知れないものになっていただろう」
試合後、ロバーツ監督は2戦連続で結果を残せていない佐々木について「新しい環境で彼は結果を残したいと強く思っているが、まだ完全にマッチしていない。しかしこれは、彼にとってすべてが成長曲線なんだ。初めてメジャーでプレーする選手だし、今後良くなっていくだろう」と引き続き期待の言葉をかけた。次戦登板は4月5日のフィラデルフィア・フィリーズ戦を予定していると明言。「ただ彼をサポートする準備を整えていくだけだ」と指揮官は語った。
構成●THE DIGEST編集部
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佐々木は初回に2死満塁のピンチを招くと、6番のマヌエル・マーゴーに三塁線へ転がる内野安打を許し1点を失う。次打者にはこの回2つめの四球を与え、押し出しで2失点。立ち上がりだけで41球を要すほど、コントロールの精度を欠いた。
2回もストライクがなかなか入らず、先頭打者に四球。さらに自らの暴投で二塁への進塁を許す不安定なピッチングが続く。日本人右腕は2アウトまでこぎつけたが、3番のスペンサー・トーケルソンの打席で再び四球を与えたところで、デーブ・ロバーツ監督が直接マウンドに行き本人に降板を告げた。
米スポーツメディア『Yahoo Sports』は、「ロウキ・ササキのデビューシーズンはマウンド上で大きな苦戦を強いられ、計画通りのスタートとはいかなかった。タイガースとの2度目の先発では2イニングを投げ切れなかった」と評した。
だが一方で「シカゴ・カブスとの初登板(19日の東京ドーム)で明らかになった制球力の問題は懸念されるが、メジャーリーグに適応しようとするササキをサポートするドジャースの層の厚さとレベルを考えれば、それほど心配することはない」とも言及。さらに「ロウキ・ササキをスターにする必要はない」と断じ、その理由を次のように説明する。
「2年連続ワールドシリーズ進出を狙うドジャースは、ササキが新たな投球環境とアメリカのゲームに適応する間、スキルを磨くぜいたくな時間を与えることを許している。対照的に、もし彼がサンディエゴ・パドレスのような競争力の低いチームに入団していたら、そのチームの先発陣がドジャースに追い付くのに苦労している中でパフォーマンスに対するプレッシャーは計り知れないものになっていただろう」
試合後、ロバーツ監督は2戦連続で結果を残せていない佐々木について「新しい環境で彼は結果を残したいと強く思っているが、まだ完全にマッチしていない。しかしこれは、彼にとってすべてが成長曲線なんだ。初めてメジャーでプレーする選手だし、今後良くなっていくだろう」と引き続き期待の言葉をかけた。次戦登板は4月5日のフィラデルフィア・フィリーズ戦を予定していると明言。「ただ彼をサポートする準備を整えていくだけだ」と指揮官は語った。
構成●THE DIGEST編集部
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