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「MLBの打者は佐々木の2番目の球種を無視する」2戦続けて制球難の佐々木朗希に米記者苦言「ストライクはわずか32球」「最も注目すべきは...」

THE DIGEST編集部

2025.03.30

2回途中での降板となった佐々木。(C)Getty Images

2回途中での降板となった佐々木。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は現地3月29日、本拠地デトロイト・タイガース戦に先発登板し、1回2/3(61球)を投げて3安打2奪三振4四球2失点で降板。この内容に米記者も反応した。

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 MLBデビュー戦となった3月19日のシカゴ・カブス戦では100マイル(約160キロ)近い速球を連発して3奪三振を記録し1安打に抑えた一方、3回56球5四球と制球に苦しみ押し出しで1失点を喫した。

 本拠地デビュー戦でもボール先行の場面が目立ち、立ち上がりは2死満塁から不運な内野安打で先制点を許すと、トレイ・スウィーニーに対し10球も投じて押し出し。2点目を失った。結局、初回の3アウトを取るのに41球を要した。

 日頃ドジャースを追っているブレイク・ハリス記者は「佐々木朗希にとって最悪の試合のスタート。初回に3安打と2四球を許した。そこから抜け出すのに41球も必要だった。最も注目すべきは、速球速度が平均96.2マイルしかなかったことだ」と説明。制球難はもとより、速球の球速で本来の実力を発揮できていないと苦言を呈した。

 2回もボール先行の傾向は変わらず、先頭打者に四球で出塁を許すと、続く打席では暴投で得点圏にランナーを進めてしまう。その後は2アウトを何とか奪ったものの、スペンサー・トーケルソンに4つ目のボールを投げたところでお役御免となった。

 この投球に米スポーツメディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は「佐々木朗希は1回2/3を61球投げてこの夜を終えた。2度目の先発では制球が不安定で、そのうちストライク(ゾーンへの投球)はわずか32球だった」とコントロールの問題を指摘した。

 また、米スポーツ局『ESPN』のバスター・オルニー記者は「佐々木は1回2/3で4四球。2度の先発を経て浮かび上がる疑問は、オフスピードの球種でストライクを投げられるかどうかだ。それができるまで、MLBの打者は佐々木の2番目の球種を無視するだろう」と厳しいコメント。スプリットやスライダーなどのコントロール改善が必要だと訴えた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】初回に41球2失点、佐々木朗希の本拠地デビュー戦は厳しい結果に...
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