あのファウルボールをキャッチした男性は有名な元プロアスリートだった。

　３月19日に東京ドームで行なわれたロサンゼルス・ドジャースとシカゴ・カブスのMLB開幕シリーズ第２戦。試合はドジャースが大谷翔平の今季初本塁打などで６対３の勝利を収め、東京シリーズを２連勝で終えて帰路に就いた。
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　その第２戦でひとつのハプニングが起こった。６回裏、１死一塁の場面でカブスのイアン・ハップの打球が三塁フェンス際に飛ぶ。これを追ったのがドジャースの三塁手、マックス・マンシーだ。観客席に身体を乗り出しながら捕球を試みたが叶わず、一般客がわずかな差でキャッチに成功。マンシーは怪訝な表情を浮かべながらその場を立ち去った。
  　ドジャースの青いパーカーを着た巨躯の黒人男性は誰か。米放送局『FOX SPORTS』はそれが元NFLのスター選手であるロドニー・ピート氏だと断定した。公式Xでキャッチしたピート氏がマンシーを見つめながらドヤ顔を繰り出す映像を紹介。「ロドニー・ピートがマックス・マンシーの前でなんてことなくキャッチ」と書き添えた。

　さらに地元放送局『SportsNet LA』のティム・ケイツ氏がＸで報じると、ピート氏は「ケイツ、マンシーはノーチャンスだったぜ！」と反応。さらに電話で直撃し、「君のプレーがSNSで世界中に拡散したぞ！」と向けると、59歳のピート氏は「俺もビックリしているよ。こんなに早く広まるなんてね。妻をかばおうとしたのもあるけど、うまく捕れたよね。彼（マンシー）を見たらハッピーじゃない顔をしていたよ」と回顧し、「あのエリアの座席にはヘルメットとグローブが用意してあったんだ。そのおかげさ」と説明した。

構成●THE DIGEST編集部
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