2024年のワールドシリーズを戦ったロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースが、米開幕前に大型トレードを行なう可能性があるという。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者が報じた。

「ドジャースは投手の層が厚く、先発投手を必要としているチームに少なくともひとりを出す余裕がある。現時点でヤンキース以上に先発投手を必要としているチームはない」

　ヤンキースはエースのゲリット・コールがトミー・ジョン手術のために今季絶望が決定済みで、24年新人王投手のルイス・ヒルも広背筋の負傷で長期欠場の見込み。さらに先発のクラーク・シュミットも肩の疲労で開幕を故障者リスト（IL）で迎える可能性がある。

　一方のドジャースは、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、山本由伸、佐々木朗希をはじめ、ダスティン・メイ、ベン・カスパリウス、ニック・フラッソ、エメット・シーハン、さらにランドン・ナック、ジャスティン・ロブレスキー、ボビー・ミラー（いずれも開幕は3A）、トニー・ゴンソリン（15日間のIL入り）、クレイトン・カーショウ（60日間のIL入り）、そして大谷翔平を擁している。

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  「したがってドジャースとヤンキースは完璧なトレード相手となる。ニューヨークは先発ローテーションの中核として定着できる30歳のゴンソリンに興味を持つ可能性が高い。ローテーションの一角に据えるにはぴったりの投手だ」

　こう指摘したカムラス記者は、ゴンソリンの代わりにドジャースに加入するトレード相手に、23歳の有望株エバーソン・ペレイラ外野手を含むパッケージと予想した。

「ペレイラは24年に3Aで40試合に出場し、OPS .859を記録。中堅手を必要としているドジャースにとって、アンディ・パヘスが苦戦した場合の代替案になる可能性がある」

　はたして米開幕前にドジャースとヤンキースとの間でトレードが実現するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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