開幕を負傷者リスト(IL)入りで迎えるボストン・レッドソックスの吉田正尚が、依然として厳しい立場に置かれている。ボストンのスポーツメディア『Chowder & Champions』は現地3月26日、「最後のシーズンになりそうなレッドソックスの選手」に吉田の名前を挙げた。
「5年9000万ドル(当時約119億円)で契約した吉田は1年目の2023年に140試合、打率.289、15本塁打、72打点と活躍。しかし、24年は怪我もあって出場108試合、打率.280、10本塁打、56打点と1年目のような成功とはならなかった」
24年の吉田は主にDHとしてプレーしたが、レッドソックスは今オフにアレックス・ブレグマン内野手と契約。それに伴ってラファエル・デバースがDHに入ると予想されており、守っていた左翼手もジャレン・デュランが務めるため、ラインアップに吉田が入る隙がなくなったと報じられている。
「DHはデバース、左翼手はデュランが務め、オフに右肩関節唇の修復手術を受けた吉田は、開幕を3Aで迎える。DHも外野も混みあっているため、吉田のレッドソックスでの将来は、ますます不透明になっている」
こうした状況もあって、吉田のトレード放出を報じるメディアは後を絶たない。同メディアも「マサはグラブよりもバットで9000万ドルの価値を提供しているが、正直いって、チームで6番目の高額契約に見合う打撃成績を残せていない。吉田にとって25年がボストンでの最後のシーズンになるのは、あらゆる兆候から見て明らかだ。トレード期限までに放出して、ブルペンを補強するのが賢明だろう。契約はあと3年、5500万ドル(約83億円)が残っているが、球団にとって日に日に悪い契約になっている」と伝えた。
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レッドソックス専門メディア『BoSox Injection』も、「吉田のチーム内での運命は不明のまま。DHにも外野にも入れなければ、彼に対する選択肢は、ほかにほとんどない」と報じている。
「ボストンは吉田の日本でのキャリア通算打率.326、出塁率.419、長打率.538という成績を基に、もっと活躍すると期待していた。ただ、怪我との戦いもあって攻撃面で期待された成功を収めることができていない。今オフには右肩を手術。負傷者を抱える他球団が吉田を引き取る可能性もあるが、現状はもう1年レッドソックスで過ごすことになりそうだ。最悪の事態ではないものの、5500万ドルはもっと有効活用できるかもしれない」
キャリア初の開幕ILスタートとなる吉田は、はたしてどのようなシーズンを過ごすのか。1年後のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けても、吉田の奮起に期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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「5年9000万ドル(当時約119億円)で契約した吉田は1年目の2023年に140試合、打率.289、15本塁打、72打点と活躍。しかし、24年は怪我もあって出場108試合、打率.280、10本塁打、56打点と1年目のような成功とはならなかった」
24年の吉田は主にDHとしてプレーしたが、レッドソックスは今オフにアレックス・ブレグマン内野手と契約。それに伴ってラファエル・デバースがDHに入ると予想されており、守っていた左翼手もジャレン・デュランが務めるため、ラインアップに吉田が入る隙がなくなったと報じられている。
「DHはデバース、左翼手はデュランが務め、オフに右肩関節唇の修復手術を受けた吉田は、開幕を3Aで迎える。DHも外野も混みあっているため、吉田のレッドソックスでの将来は、ますます不透明になっている」
こうした状況もあって、吉田のトレード放出を報じるメディアは後を絶たない。同メディアも「マサはグラブよりもバットで9000万ドルの価値を提供しているが、正直いって、チームで6番目の高額契約に見合う打撃成績を残せていない。吉田にとって25年がボストンでの最後のシーズンになるのは、あらゆる兆候から見て明らかだ。トレード期限までに放出して、ブルペンを補強するのが賢明だろう。契約はあと3年、5500万ドル(約83億円)が残っているが、球団にとって日に日に悪い契約になっている」と伝えた。
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「ボストンは吉田の日本でのキャリア通算打率.326、出塁率.419、長打率.538という成績を基に、もっと活躍すると期待していた。ただ、怪我との戦いもあって攻撃面で期待された成功を収めることができていない。今オフには右肩を手術。負傷者を抱える他球団が吉田を引き取る可能性もあるが、現状はもう1年レッドソックスで過ごすことになりそうだ。最悪の事態ではないものの、5500万ドルはもっと有効活用できるかもしれない」
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