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「初心に戻る必要がある」佐々木朗希の“乱調原因”をドジャース正捕手が指摘「慣れるのに時間がかかる」

THE DIGEST編集部

2025.03.31

佐々木(右)とバッテリーを組んだドジャースのスミス(左)。2回途中でKOされた右腕を気遣った。(C)Getty Images

佐々木(右)とバッテリーを組んだドジャースのスミス(左)。2回途中でKOされた右腕を気遣った。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が現地3月29日に行なわれた本拠地でのデトロイト・タイガース戦に先発登板した。しかし、初回から制球が定まらず41球を要すなど精彩を欠く内容で1回2/3(61球)を投げて2失点。3安打4四球で途中降板すると、ドジャー・スタジアムに詰めかけたファンから一部ブーイングが飛んだ。
​​​​​​​【動画】初回に41球2失点、佐々木朗希の本拠地デビュー戦は厳しい結果に...

 無念の思いでマウンドを降りた佐々木。同投手とバッテリーを組んだドジャースのウィル・スミスは試合後、日本人右腕について言及した。
 
 佐々木が投じた61球のうちストライクは32球。ストライク率は52.4%と制球に苦しんだ。スミスは、「ロウキはボールを操れていなかったね」と率直に指摘。そのうえで「彼は自分がこれから何をするべきなのか分かっていると思うよ。(WBCのような)大きな舞台で投げてきたからね」と日本人ルーキーを援護した。

 続けて、「今週は初心に戻る必要がある。ブルペンではいいボールを投げているから、5日後か6日後にはまた戻ってくるだろう。今度は圧倒的な投球を見せてくれると思うよ」と、次戦登板予定の4月5日フィラデルフィア・フィリーズ戦に期待を寄せた。

 スミスは現地メディアから「(佐々木は)チームに慣れるのに時間がかかるか?」と質問されると、「確かにそうだね。移籍1年目だし、彼はまだ23歳だ。ドジャー・スタジアムには威圧的な雰囲気がある。ここで活躍するには大変な労力を必要とする」と前置き。「ロウキにはスプリングトレーニングから変わらず、全幅の信頼を寄せているよ。彼ならば落ち着いて、次はよりいいピッチングをしてくれるだろう」と話した。

 鳴り物入りで世界一軍団に加入した佐々木。周囲のプレッシャーが厳しいなか、チームメイトは右腕の潜在能力を信じている。

構成●THE DIGEST編集部

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