ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は現地３月29日、ドジャー・スタジアムで行なわれたデトロイト・タイガース戦に先発登板。１回２／３（61球）を投げ２失点、３安打４四球２奪三振の内容で降板し、苦しい本拠地デビューとなった。
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　初回から制球が定まらなかった。佐々木が投じた61球のうち、ストライクはわずか32球。２回途中にデーブ・ロバーツ監督から直接降板を告げられた。この日、チームは７対３で逆転勝ちを収めたものの、ベンチから戦況を見守る背番号11の目には涙がにじんでいた。
  　そんな悔しさに苛まれる姿を目撃した米放送局『Fox Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は、自身のXで「ロウキ・ササキが登板後に感情的になっているのを見るのは本当につらい」とコメント。「彼は23歳。状況は酷い」としながらも、「彼はMLBで素晴らしい活躍をするだろう」と今後の巻き返しに期待を寄せた。

　試合後のインタビューで佐々木は、「技術的なところでコントロールしきれなかった。本当にストレートもフォークも...。スライダーが辛うじて少し良かったぐらい。それ以外は全体的にスピードもコントロールも良くなかった」と振り返り、「特に変な緊張とかはなく挑めたが、もう本当にシンプルに技術不足かなと思う」と自らを見つめ直した。

構成●THE DIGEST編集部

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