ロサンゼルス・ドジャース傘下3Aのオクラホマシティ・コメッツでプレーするキム・ヘソンが注目を集めている。

　開幕から出場してきたドジャースの中堅手アンディ・パヘスが打率.118と不調で、現地４月７日のワシントン・ナショナルズ戦ではスタメンから外れていた。

　ナショナルズ戦では、パヘスが守っていた中堅にトミー・エドマンが入り、二塁手にはミゲル・ロハスが起用された。バックアッパーのロハスも打率.091と調子が上がっていない。

　そんななか、東京シリーズの直前にマイナー降格したキム・ヘソンに脚光が集まっている。ドジャース専門メディア『DodgersBeat』は現地４月７日、「苦戦するパヘスの代わりはキム・ヘソンか」と題した記事を出した。

「デーブ・ロバーツ監督はパヘスのパフォーマンスに懸念を表明。ミスを減らす必要性を強調した。パヘスが苦戦するなか、韓国人内野手のキム・ヘソンに注目が集まっている。オクラホマで打率.273、出塁率.368、OPS.823と好成績を残している」

　４月６日には、オクラホマシティのダグアウトでキム・ヘソンがチームメイトと抱き合う映像がSNS上に流れると、複数の米韓メディアは「キム・ヘソンのメジャー昇格をみんなで祝っている」と推測した。

　しかし、キム・ヘソンのメジャー昇格のアナウンスは発表されなかった。韓国の通信社『聯合ニュース』は、「米メディアは、オクラホマシティのダグアウトでキム・ヘソンがチームメイトと抱き合う姿を紹介。キム・ヘソンのメジャー昇格をみんなで喜んだシーンだと思われたが、ドジャースから招集はされなかった」と肩を落とした。

【動画】3Aで快音を響かせているキム・ヘソン
  　また、韓国メディア『OSEN』は、『DodgersBeat』の報道を引用する形で、「現地メディアが"キム・ヘソンは昇格しなければいけない"と伝えて注目を集めている」と報道。さらに「現地ではキム・ヘソンの守備力と多才さは、ドジャースの問題を解決するのに役立つと評価されている。競争力を維持するためにも戦力改編が必要だという声が大きくなっているようだ」と伝えた。

　さらに韓国メディア『My Daily』は、「メジャー昇格を待つキム・ヘソン。ドジャースはいつ決断するのか」と題した記事で、韓国人内野手の去就に言及。「多くの予想とは異なり、ドジャースはワシントン・ナショナルズ戦の遠征メンバーを変更しなかった。それでも状況は前向きだ。パヘスの不振により、近いうちにメンバーが入れ替わると予想されている」と、キム・ヘソンの昇格に期待を込めた。

　開幕から８連勝と好スタートを切ったものの、その後の４試合で１勝３敗と黒星が先行。この状況を打破するために、ドジャースはメンバーの入れ替えを決断するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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