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プロ野球

オリックス開幕ダッシュ成功はなにわ男子・藤原丈一郎の始球式のおかげ?「この1球で勢いになったんじゃないかなって思いますね」【オリ熱コラム2025】

THE DIGEST編集部

2025.04.09

4年連続4度目の始球式を務めた丈クン。若月からプレゼントされたミットで登場した。(写真)野口航志

4年連続4度目の始球式を務めた丈クン。若月からプレゼントされたミットで登場した。(写真)野口航志

 3月28日、2025年のプロ野球が開幕した。京セラドームで行われたオリックス対楽天戦では、「丈クン」の愛称でおなじみのなにわ男子・藤原丈一郎が4年連続4回目の始球式に挑んだ。オリックスファンが温かい拍手で迎える中、デビュー曲『初心(うぶ)LOVE』が流れると、背番号「728」のユニフォームを見にまとった藤原がマウンドへ。バッターボックスにはT-岡田球団アンバサダーが、キャッチャーは藤原と親交が深い安達了一コーチが務めた。

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「昨年優勝しなかった」という理由から、通常のホーム仕様ユニフォームを着用するこだわりで、投じた球は初めてのストライク投球。スタンドからは大きな拍手に包まれ、同じくオリックスファンで知られるお笑いコンビ、ますだおかだの岡田圭右がベンチの横で笑顔で出迎えた。

 藤原はその足でインタビュールームへ。笑顔で「今回、正直言っていいですか。100点です。打席にT-岡田さんが立たれて、キャッチャーが安達さんという、もう僕の推しの選手2人があの空間にいるだけでも嬉しかったんですけど、何かね、正直もうこの投げた後やから言えるかもしれないですけど、ストライク以外考えれなかったです」と興奮気味に語った。「もうこの辺で絶対ストライク入ると思って。そしたらもう安達さんのミットにバーンって入って、めっちゃくちゃ気持ちよかったです。ここ3年間、もう震えながら投げてたんですけど、今日すごい楽しめました」

「もうベテランですね?」という問いには「4度目なので、一応まだ新人枠ではあるんです。そうですね。でも今回に関しては曽谷投手、そして椋木投手、高島投手が見守ってくださってて。いや、何かすごい、ほんとホッとしてます。1球だけしか投げてないですけど、この1球でオリックスの今シーズンの何かこう、勢いになったんじゃないかなって自分なりに思いますね」と充実感をにじませた。
 今やチームの一員としての気持ちも強いようで「昨年はリーグ3連覇していた中での5位に落ちてしまったんで、今年はもう一度リベンジということで、リーグ優勝、そして日本一奪還を目指してチーム一丸で頑張っていきたいなと思います(笑)。もうね、僕、今日ほんとに全身オリックスバファローズで下着、パンツもオリックスバファローズで、ほんと顔だけアイドル兼。チーム一丸として、本当に開幕戦白星スタートでやっていきたいなと思ってます」と力強く語った。

 ちなみにこの日のグローブは若月健矢からプレゼントされたキャッチャーミットだったとのこと。キャッチャーミットでの始球式は異例である。

 藤原が予告した通り、チームは開幕戦を勝利した後も快調に勝ち続け、首位戦線を走っている。丈クンにはこれからもオリックス・バファローズというチームを広めていってもらいたい。

文●THE DIGEST取材班

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