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プロ野球

復活を目指す山﨑颯一郎が今季に期す思い「フォームを気にしなくなった。結果が出ればいい」【オリ熱コラム2025】

THE DIGEST編集部

2025.03.30

山﨑はWBC侍ジャパンに名を連ねたこともあるリリーフ陣の柱。その復活は上位進出には必須だ。写真⚫︎野口航志

山﨑はWBC侍ジャパンに名を連ねたこともあるリリーフ陣の柱。その復活は上位進出には必須だ。写真⚫︎野口航志

 昨年から不調が続いていたオリックスの山﨑颯一郎が、3月22日に行なわれた阪神とのオープン戦で登板し、1イニングを3人で仕留めて、開幕前の一軍登板をいい形で終えた。オープン戦では6試合に登板、防御率4.76、1敗で自責点は3ついているが、復活に向けてのアピールはできたのではないだろうか。中継ぎでは山岡泰輔の遅れており、盟友でもある宇田川優希、吉田輝星は今季絶望。小木田敦也ももう少し時間がかかるなど台所事情が厳しく、先発で調整していた古田島成龍が今年も中継ぎに回るほどの緊急事態。山﨑の復活が何としても望まれるところだ。

「(オープン戦は)投げて投げて、自信をつけて。だいぶ今日はほんとに気合を入れてというか。最初のバッターから、入りが良かったのかなと思います。空振りも取れますし」と投げ続けることで、良かった時の状態を取り戻そうとしている山﨑。岸田護新監督も「どんどん上がってきてるよね」と評価しており、それを聞いた颯一郎は「監督とは今日まだ会ってはないですけど。でも、練習の時とかもぼちぼち喋ったりとかしてますね。その中で今日、徐々にではありますけど、良くはなってきてると思います。気持ちの入れ方というか、非常によかったです」と笑みを浮かべていた。
 
「自分の意思というか、投げて行った方がいいよねっていう多分感じではあるんじゃないですかね。一番大事な自信がなくなっていったんで。キャンプを通じて自信が徐々についてきたというか。あんまりフォームのことは気にしなくなりましたね。今はもうほんと対バッターで、結果が大事なので、結果しか見ていなかった。どんな投げ方でももうほんと結果が出ればいいなと」

 開幕については「まだ言われてないです」と話していたが、結果的に開幕一軍入り。3月29日の今季初登板ではやや本調子ではなかったが、実戦で投げ続けることで良かった時の感覚を取り戻してもらいたい。また今年は『オリ姫デー』の欠場はあってはならない。“そーいちスマイル”でまた女性ファンを魅了してほしい!

文⚫︎THE DIGEST取材班
写真⚫︎野口航志
 

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