ロサンゼルス・ドジャースは現地4月9日のワシントン・ナショナルズ戦に6対5で勝利し、連敗を3でストップ。フィラデルフィア・フィリーズ、ナショナルズと対戦した東海岸遠征6連戦を2勝4敗で終えた。
開幕8連勝後に4敗を喫したドジャースについて、米メディア『Yahoo Sports』のジェイク・ミンツ記者は「フィラデルフィアとワシントンDCで、それぞれかろうじて1勝を挙げたチームは、8連勝の時に見せた圧倒的な強さ、揺るぎない強さからほど遠い姿だった」として、「敗因は3つある」と指摘した。
ひとつ目は「期待外れの先発投手」だ。
「ブレイク・スネルが5日に故障者リスト入りしたため、代わりにスポット登板したジャスティン・ロブレスキーがナショナルズとの第2戦に登板して5回8失点。3戦目の先発ランドン・ナックは2回1/3、7つのアウトしかとれずに5失点を喫した。試合に勝てたのはブルペン陣が素晴らしい投球を見せたおかげだ」
投手陣に関しては、「今回の東海岸遠征の防御率は7.01。自慢の投手陣でさえ、苦戦する兆候を示すものだ。スネルに長期離脱の可能性が残されているなか、それでも大谷翔平、クレイトン・カーショウ、エメット・シーハン、トニー・ゴンソリンの4投手が、いずれマウンドに戻ってくる。2024年に散々な成績だったボビー・ミラーも選択肢になるだろう」と分厚い選手層に触れ、心配していない様子だった。
ふたつ目は、「フレディ・フリーマンの不在」とした。
「フリーマンは11日のシカゴ・カブス戦で復帰すると見られているが、フリーマンのいないドジャース打線は“畏敬の念を抱かせる”ものから、“優秀”にランクダウン。平均以下の打撃成績だったエンリケ・ヘルナンデスの出場を強いられた。ムーキー・ベッツの後を打つ3番打者にフリーマンがいないことで、ほかの打者がひとつずつ打順を繰り上げた結果、打線全体が弱体化した」
打線については、「フリーマンがシーズンの残りをフル稼働するかもしれないが、9月で36歳になる点を踏まえれば、今後も故障者リスト入りする不安がある」とし、チームの中心選手の健康状態をキーポイントに挙げた。
【動画】現地9日のナショナルズ戦で、大谷翔平が2安打!
3つ目の敗因は「ひどい守備」とした。
「今シーズンのサンプル数が少ないものの、序盤のドジャースの守備は全般的に平均以下の評価になっている。ウィル・スミス捕手は依然として強力な肩を持っているが、24年に数値が低迷。ベッツの遊撃手転向は称賛に値するが、守備能力は他球団の遊撃手と比べると明らかに半分以下だ。マックス・マンシーは好守を見せるが、それでもせいぜい平均レベルと言えるだろう」
さらに厳しい評価を下したのが外野だった。
「非常に不安定なのが外野だ。左翼のマイケル・コンフォートも右翼のテオスカー・ヘルナンデスも守備範囲が広くなく、中堅のアンディ・パヘスは苦戦中。トミー・エドマンのユーティリティー性は大きな強みだが、同時に複数ポジションを守れるわけではない」
守備面に関しては、「ドジャースは24年シーズンのほとんどで同じメンバーを起用し、ワールドシリーズを制した。しかし、今シーズンの戦いを見る限り、ドジャースのアキレス腱になるのは守備力かもしれない」と、王者の弱点を指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
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開幕8連勝後に4敗を喫したドジャースについて、米メディア『Yahoo Sports』のジェイク・ミンツ記者は「フィラデルフィアとワシントンDCで、それぞれかろうじて1勝を挙げたチームは、8連勝の時に見せた圧倒的な強さ、揺るぎない強さからほど遠い姿だった」として、「敗因は3つある」と指摘した。
ひとつ目は「期待外れの先発投手」だ。
「ブレイク・スネルが5日に故障者リスト入りしたため、代わりにスポット登板したジャスティン・ロブレスキーがナショナルズとの第2戦に登板して5回8失点。3戦目の先発ランドン・ナックは2回1/3、7つのアウトしかとれずに5失点を喫した。試合に勝てたのはブルペン陣が素晴らしい投球を見せたおかげだ」
投手陣に関しては、「今回の東海岸遠征の防御率は7.01。自慢の投手陣でさえ、苦戦する兆候を示すものだ。スネルに長期離脱の可能性が残されているなか、それでも大谷翔平、クレイトン・カーショウ、エメット・シーハン、トニー・ゴンソリンの4投手が、いずれマウンドに戻ってくる。2024年に散々な成績だったボビー・ミラーも選択肢になるだろう」と分厚い選手層に触れ、心配していない様子だった。
ふたつ目は、「フレディ・フリーマンの不在」とした。
「フリーマンは11日のシカゴ・カブス戦で復帰すると見られているが、フリーマンのいないドジャース打線は“畏敬の念を抱かせる”ものから、“優秀”にランクダウン。平均以下の打撃成績だったエンリケ・ヘルナンデスの出場を強いられた。ムーキー・ベッツの後を打つ3番打者にフリーマンがいないことで、ほかの打者がひとつずつ打順を繰り上げた結果、打線全体が弱体化した」
打線については、「フリーマンがシーズンの残りをフル稼働するかもしれないが、9月で36歳になる点を踏まえれば、今後も故障者リスト入りする不安がある」とし、チームの中心選手の健康状態をキーポイントに挙げた。
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3つ目の敗因は「ひどい守備」とした。
「今シーズンのサンプル数が少ないものの、序盤のドジャースの守備は全般的に平均以下の評価になっている。ウィル・スミス捕手は依然として強力な肩を持っているが、24年に数値が低迷。ベッツの遊撃手転向は称賛に値するが、守備能力は他球団の遊撃手と比べると明らかに半分以下だ。マックス・マンシーは好守を見せるが、それでもせいぜい平均レベルと言えるだろう」
さらに厳しい評価を下したのが外野だった。
「非常に不安定なのが外野だ。左翼のマイケル・コンフォートも右翼のテオスカー・ヘルナンデスも守備範囲が広くなく、中堅のアンディ・パヘスは苦戦中。トミー・エドマンのユーティリティー性は大きな強みだが、同時に複数ポジションを守れるわけではない」
守備面に関しては、「ドジャースは24年シーズンのほとんどで同じメンバーを起用し、ワールドシリーズを制した。しかし、今シーズンの戦いを見る限り、ドジャースのアキレス腱になるのは守備力かもしれない」と、王者の弱点を指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
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