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改善の効果が表れた「3/5」。HR数リーグトップタイのエドマン、絶好調の要因を打撃コーチが米メディアに明かす【MLB・ドジャース】

THE DIGEST編集部

2025.04.11

リーグトップタイの本塁打数を記録しているエドマン。(C) Getty Images

 今季好調な滑り出しを見せているトミー・エドマン(ロサンゼルス・ドジャース)について、ドジャースの打撃コーチを務めるロバート・バンスコヨック氏がその要因を明らかにしたと米スポーツ専門メディア『The Athletic』が紹介した。

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 昨季途中にドジャースに加入したエドマンは、ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズMVPを獲得。オフには5年7400万ドル(約108億円)の延長契約を結び、今季も14試合中12試合で安打をマークする安定感で期待に応えているほか、本塁打もすでに5本を記録。このHR数は、今季現地4月9日時点でナ・リーグトップタイの好成績だ。

 このエドマンの長打力向上について同メディアは、スイッチヒッターであるエドマンが右打席と比較して左打席の成績が劣る傾向があったため、昨季のトレード後に打撃スタッフと改善に取り組んできたことがその要因のひとつだと説明。その効果が表れたのか、今季5本中3本が左打席から放たれたと数字を紹介した。

 また、バンスコヨック氏は「長年エドマンのプレーを見てきて、改善できる点がたくさんあると感じていた」とコメント。具体的には、エドマンはボールを打つ際に肩を落として体を後ろに反らせる動きを本能的に行なっており、スイングが斜め上向きになっていたという。

 そこで体を後方にそらさず、真っすぐに保ったままバットを振るように矯正したエドマン。その結果、パワーをダイレクトに伝えられるようになり、長打力向上につながったという。

 ホーム6戦で3本の快音を響かせ、チームの8連勝に貢献したエドマンだったが、ビジターゲーム6連戦ではわずか1本と勢いは止まり、チームも2勝4敗と苦しい時期を過ごした。現地4月11日からのホーム6連戦で、再びエドマンの打棒がチームの連勝街道を切り開くのか楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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