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圧巻ピッチで2勝目の千賀滉大、「今季最高の先発内容」に地元NYメディアも賛辞惜しまず「エースに相応しい投球を披露した」  

THE DIGEST編集部

2025.04.14

地元メディアも絶賛するピッチングをみせた千賀が今季2勝目を挙げた。(C) Getty Images

 ニューヨーク・メッツの千賀滉大が圧巻の投球を繰り広げ、今季2勝目を手にした。現地時間4月13日、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に先発し、7回を投げ被安打4、無失点に抑え、メッツの8対0の勝利に大きく貢献した。
【動画】「エースに相応しい投球」千賀が圧巻のピッチングで今季2勝目
 
 初回、千賀はいきなりアスレチックスの先頭打者、ローレンス・バトラーに二塁打を打たれるも、そこから打者3人を7球で打ち取り、得点を許さず。2回、3回にもランナーを出しながら、それぞれ併殺打でピンチを広げず、無失点で序盤を切り抜けた。4回以降は相手打線をノーヒットに抑えており、7イニングを終え投じた球数はわずか79球。全体を通し効率の良い投球を続け、先発投手の役割を見事に果たしている。

 今季初白星を挙げた前回のマイアミ・マーリンズ戦に続いての無失点という内容で、好調ぶりをアピールしている千賀。今回のパフォーマンスにはメッツ地元メディアも、軒並み高い評価を送る。

 現地紙『NEW YORK POST』公式サイトは、アスレチックス戦のゲームレポートの中で千賀のピッチングを絶賛。「日曜日、コウダイ・センガの投球は回を追うごとに調子を上げていった」と振り返りながら、「7回には、メッツの右腕はなおも時速96マイルの速球を投げ込み、アスレチックス打線を軽々と封じ込めていた」と終盤での球威にもフォーカスしている。

 さらに同メディアは、この日の千賀が投げた7イニングが、開幕以降でのメッツ先発陣最長であると伝えながら、「今季のメッツ投手による最高の先発内容で試合を終えた」と評している。

 一方、ニューヨークメディア『DAILY NEWS』においても、「エースに相応しい投球を披露した」と、やはり背番号34への賛辞を記しており、その上で、投手陣全体へ及ぼす好影響も指摘。「メッツはセンガに長いイニングを期待しており、彼はその期待に応えた」と綴っている。

 チームは13連戦が始まったばかり。この試合の前からブルペン陣への負担を減らすピッチングが求められていたと説いており、「サクラメント(アスレチックスの本拠地)でのシリーズは、休みなしで続く4カードの始まりでもあったため、その点でも大きい」と右腕の貢献度を称えている。

 ここまで3度の先発で2勝をマークしている千賀。中5日で好投を続ける32歳が、開幕から白星を積み上げているメッツをさらに力強く後押しする。

構成●THE DIGEST編集部
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