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得点圏打率「.000」、打点たったの「6」も、得点は「20」でリーグ1位。“リードオフマン”大谷翔平の打順変更にロバーツ監督は否定的【MLB】

THE DIGEST編集部

2025.04.16

1番打者としてチームに貢献している大谷。(C)Getty Images

1番打者としてチームに貢献している大谷。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、昨季から「1番・指名打者」が定位置となっている大谷翔平の打順を下げるアイデアを検討していないと明かした。

【動画】今シーズン5個目、通算150盗塁を成功させた大谷
 今季19試合に出場しリーグ7位タイの5HRを放っている大谷だが、打点はわずか6。うち4本がソロHRであり、さらに適時打での打点はなく、全てがホームランによるもの。昨季は打点130でリーグトップを記録した大谷だったが、今季は現時点でトップのウィルマ―・フローレス(サンフランシスコ・ジャイアンツ)と15も差がついている状況だ。

 専門メディア『Dodger Blue』は今季のドジャースのラインアップが昨季ほどの圧倒的な攻撃力を有しておらず、総合的なオフェンス指標で第10位に位置付けていると説明。さらにその理由は下位打線の不調にあるとし、大谷の前に走者を貯められていない状況が大谷の打点での低迷につながっているとした。

 そして同メディアは大谷の打順を下げればその問題を手っ取り早く解決できると綴りながらもロバーツ監督のコメントを紹介し、チームがその手段を考えていないと主張した。

「フレディ(・フリーマン)が復帰し、左打者2人を立てる体制に戻るため、(大谷の打順変更は)あまり考えていない。それに、これまでよりも良い成績を残す選手が(下位打線から)出てくると感じていて、最終的にはショウヘイがその恩恵を受けられるだろう」

 また、今季の大谷は20三振(リーグ14位タイ)を喫しているものの、打率.280で12四球(同9位タイ)、出塁率.379、5盗塁(同8位タイ)と1番打者にふさわしい活躍を見せている。

 さらに大谷は今季、得点圏にランナーを置いている場面では9打席無安打3三振で打率は.000だが、4四球を記録。相手投手が一発を警戒している可能性は十分に考えられるものの、出塁率を考えると典型的なリードオフマンといえる活躍で、実際に得点で見ると大谷はリーグ1位(20点)だ。

 現地4月15日のコロラド・ロッキーズ戦でも、大谷は2死満塁のチャンスで凡退するなど4打数無安打2三振だった一方で、1四球1盗塁で2得点をマークし、チームの勝利に貢献した。

構成●THE DIGEST編集部

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