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「ジャッジが“Yes”と言うなら、誰が“No”と言えるのか」WBC米代表メンバー30人、米メディアが大予想「外野の4枠は埋まった」「先発陣は最も空想的に」

THE DIGEST編集部

2025.04.16

米国代表のキャプテンに選ばれたジャッジ(中央)。米メディアはスキーンズ(左)、トラウト(左から2人目)、ベッツ(右から2人目)、ハーパー(右)らのメンバー入りを予想した。(C)Getty Images

米国代表のキャプテンに選ばれたジャッジ(中央)。米メディアはスキーンズ(左)、トラウト(左から2人目)、ベッツ(右から2人目)、ハーパー(右)らのメンバー入りを予想した。(C)Getty Images

 現地4月14日、2026年に行なわれるWBCの米国代表キャプテンにアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)が選ばれた。WBC出場が初めてとなるジャッジは、「前回は決勝で日本に負けているが、勝利という目標に向かって全員が同じ方向を見れば、うまくいく。勝つために、やるべきことをやらなければならない」と2大会ぶり2回目の優勝を誓った。

 ジャッジがWBCへの出場を表明したことを受け、米メディア『The Athletic』は、26年の米国代表メンバーを予想した。

「ジャッジが“Yes”と言うなら、誰が“No”と言えるのか。”キャプテン・アメリカ“ジャッジに続いて、前回大会のキャプテン、マイク・トラウトも出場を希望。こうした意思表示には重みがあり、他のエリート選手が彼らとのプレーを夢見るのは無理ない」と記載し、「WBCのロースターは最大30人のため、投手15人、野手15人の構成とした」として予想メンバーを公開した。

【捕手】
カル・ラリー(28歳、マリナーズ)
アドリー・ラッチマン(27歳、オリオールズ)

「ラッチマンは球界最高の捕手だが、現時点ではラリーがリードしている。パトリック・ベイリー(25歳、ジャイアンツ)、ウィル・スミス(30歳、ドジャース)、オースティン・ウェルズ(25歳、ヤンキース)も候補者に入ってくるだろう。前回大会は3人の捕手を登録したが、ほかのポジションに優秀な打者がいるため、2人の選出とした」

【内野手】
一塁手:ブライス・ハーパー(32歳、フィリーズ)
二塁手:ムーキー・ベッツ(32歳、ドジャース)
三塁手:オースティン・ライリー(28歳、ブレーブス)
遊撃手:ボビー・ウィットJr.(24歳、ロイヤルズ)

【ユーティリティー】
三塁手兼遊撃手:ガナー・ヘンダーソン(23歳、オリオールズ)
二塁手兼外野手:クリスチャン・キャンベル(22歳、レッドソックス)
内野手兼外野手:ブレンダン・ドノバン(28歳、カーディナルス)

「ハーパーは依然として有力な選手。ベッツ、ヘンダーソン、ウィットJr.も当然の選択だ。さまざまな組み合わせが可能となり、機能的なロースターを構築できる。三塁手には、アレックス・ブレグマン(31歳、レッドソックス)、マット・チャップマン(31歳、ジャイアンツ)、ノーラン・アレナド(34歳、カーディナルス)もいるが、絶頂期のスーパースターのライリーを主力とした。キャンベルは注目の若手で、ドノバンは極めて高い汎用性をもたらす優秀なユーティリティーだ」

「遊撃手には、トレイ・ターナー(31歳、フィリーズ)、コリー・シーガー(30歳、レンジャーズ)、ダンズビー・スワンソン(31歳、カブス)、DHタイプとしてカイル・シュワーバー(32歳、フィリーズ)、ブレント・ルッカー(30歳、アスレティックス)、ピート・アロンソ(30歳、メッツ)、さらにスーパーユーティリティーとして、ジョーダン・ウェストバーグ(26歳、オリオールズ)、トミー・エドマン(29歳、ドジャース)、ブランドン・ロウ(30歳、レイズ)、ジョシュ・スミス(27歳、レンジャーズ)もいるが、選んだ選手に食い込むのは難しいだろう」

【動画】前回大会のクライマックス、大谷翔平vsトラウトの全球ハイライト!
 
【外野手】
アーロン・ジャッジ(32歳、ヤンキース)
マイク・トラウト(33歳、エンジェルス)
コービン・キャロル(24歳、ダイヤモンドバックス)
カイル・タッカー(28歳、カブス)
ジャクソン・メリル(21歳、パドレス)
チャンドラー・シンプソン(24歳、レイズ)

「キャプテンのジャッジは間違いなく選ばれるし、トラウトも無視できない。キャロルもタッカーも同様で4枠は埋まった。左打者のメリルはキャロルのバックアッパーの位置付けだ。ジャレン・デュラン(28歳、レッドソックス)、ブレントン・ドイル(26歳、ロッキーズ)、スティーブン・クワン(27歳、ガーディアンズ)も候補者だが、ワイアット・ラングフォード(23歳、レンジャーズ)、バイロン・バクストン(31歳、ツインズ)、ライリー・グリーン(24歳、タイガース)、イアン・ハップ(30歳、カブス)も含め、どれだけ代打の役割をこなせるのか」

「23年のチームには、メジャーで地位を確立する前のウィットJr.が最後のメンバーとして滑り込んだ。ウィットJr.は代走要員で5試合に出場したが、打席数はわずか2だった。26年のチームでは、その役割がシンプソンになるかもしれない。驚異的なスピードを誇るシンプソンは、24年のマイナーリーグで104盗塁をマークした」

【先発投手】
ポール・スキーンズ(22歳、パイレーツ)
タリク・スクーバル(28歳、タイガース)
ザック・ウィーラー(34歳、フィリーズ)
ハンター・グリーン(25歳、レッズ)
ローガン・ギルバート(27歳、マリナーズ)
ギャレット・クローシェイ(25歳、レッドソックス)

「投手陣は最も空想的になる。なぜならトップクラスがWBCに出場することは滅多にないからだ。候補者は豊富で、コービン・バーンズ(30歳、ダイヤモンドバックス)、シェーン・マクラナハン(27歳、レイズ)、スペンサー・ストライダー(26歳、ブレーブス)もいる。一案としては、マックス・シャーザー(40歳、ブルージェイズ)、ジャスティン・バーランダー(42歳、ジャイアンツ)、クレイトン・カーショウ(37歳、ドジャース)と、引退前の投手の送別会とするのはどうだろうか。前回大会の米国代表は先発投手を4人しか起用せず、17年大会は5人(そのうちひとりはブルペンから登板)だった。つまり先発投手には6人も必要ない。クローシェイやグリーンがリリーフとして、1イニングだけ全力で投げて相手を圧倒する姿を見られたら楽しいだろう」

【リリーフ】
デビン・ウィリアムズ(30歳、ヤンキース)
ジョシュ・ヘイダー(31歳、アストロズ)
メイソン・ミラー(26歳、アスレティックス)
タナー・スコット(30歳、ドジャース)
ライアン・ヘルズリー(30歳、カーディナルス)
ジェフ・ホフマン(32歳、ブルージェイズ)
ライアン・ウォーカー(29歳、ジャイアンツ)
マット・ストラーム(33歳、フィリーズ)
ルーカス・アーセグ(29歳、ロイヤルズ)

「リリーフの予想は不可能に近い。明らかに活躍している抜群の速球投手、台頭している投手、優秀な左腕を選んだが、ピート・フェアバンクス(31歳、レイズ)、AJ・パック(29歳、ダイヤモンドバックス)、グリフィン・ジャックス(30歳、ツインズ)の枠がなかったのは残念だ」

 このように、同メディアは26年の米国代表メンバーを予想し、ポジションごとにそれぞれ選出理由を説明した。はたしてどんな選手が、チームUSAに選ばれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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