現地４月16日、ロサンゼルス・ドジャースがコロラド・ロッキーズに８対７で勝利し、４カードぶりのスイープ。ナ・リーグ西地区の最下位に３連勝した。大谷翔平は初回に第６号先頭打者アーチを放つなど、５打数２安打、２打点と活躍した。

　初回に１点を奪われたドジャースは、裏の攻撃で猛攻を見せた。大谷の先頭打者アーチに続いて、３番フレディ・フリーマンもソロ本塁打。２対１とあっさり逆転に成功すると、５番マイケル・コンフォートの内野安打、６番トミー・エドマンの四球、７番マックス・マンシーの四球で２死満塁と好機を作る。

　この場面で、８番アンディ・パヘスが左前適時打、９番オースティン・バーンズが適時二塁打と下位打線の連続タイムリーで６点目を奪って見せた。仕上げは大谷だった。初回二度目の打席で今シーズン初となるタイムリー。１回表に１失点のドジャースが、裏の攻撃で大量７得点を挙げてスコアをひっくり返した。

【動画】大谷翔平の初回先頭打者６号＆右前適時打！ 　ただ、マイナーから昇格して今シーズン初先発となったボビー・ミラーが大誤算だった。初回の１失点に続き、３回にはロッキーズの６番マイケル・トーリアにグランドスラムを打たれて７対５と点差を詰められると、続く７番ミッキー・モニアックにソロ本塁打を許し、７対６と追い上げられた。ミラーは３回64球、被安打８、被本塁打２、６失点で無念の降板となった。

　ドジャースの楽勝ムードが一気に吹き飛んだゲームは、しかしホームチームが追加点を奪う。５回１死二塁の場面でパヘスが２本目の適時打を放って１点を追加。８対６とドジャースが点差を２点に広げた。不調の下位打線（７～９番）が計５安打・５打点と結果を出した。

　ドジャースの３番手ベン・カスパリウスが７回に１失点して８対７と追い上げられたが、４番手アレックス・ベシアが８回をピシャリ。９回は守護神タナー・スコットが抑え、ドジャースが両チーム合わせて二桁安打の乱打戦となった一戦を８対７で制した。

構成●THE DIGEST編集部

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