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MLB

「いい気分だよ」212勝投手カーショウ、リハビリ登板に手応え。米メディアも「約7か月半ぶりの実戦はドジャースが期待していた通りの好結果」

THE DIGEST編集部

2025.04.17

リハビリ登板で好投したカーショウ。復帰は最短で5月17日となっている。(C)Getty Images

リハビリ登板で好投したカーショウ。復帰は最短で5月17日となっている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウが、復帰への第一歩を踏み出した。オフに左足親指のつま先と左膝半月板の手術を受けてリハビリを続けていた左腕が、現地4月14日に傘下3Aオクラホマシティ・コメッツで手術後初となる実戦登板に臨んだ。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、「カーショウがリハビリ登板の第1弾。60日間の負傷者リストに入っているため、5月17日まで復帰できないが、2024年8月以来となる実戦登板で順調な仕上がりを見せた」と伝えた。

 シアトル・マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズ戦に先発したカーショウは、3回30球を投げて、被安打2、与四球0、2奪三振、無失点と好投。投げた30球のうち、22球がストライクだった。

「10人の打者と対戦したカーショウは、5つの空振りを奪い、最高球速は89マイル(約143.2キロ)だった。復帰は最短で5月17日。残り1か月で週1回の登板を想定しているなら、ロサンゼルスに戻る前に、あと4回の登板を行なうだろう」

 カルフォルニア州の地元紙『Orange County Register』も、カーショウのリハビリ登板を取り上げ、「約7か月半ぶりの実戦登板は、ドジャースが期待していた通りの好結果だった」と報じ、次のようなデーブ・ロバーツ監督のコメントを紹介した。

「クレイトンに求めること? 自身の状態を本人がどう感じているかが重要だ。球速が上がっている点に満足しているだろう。身体や腕、つま先の状態がよければ、あとは最後の仕上げになる。スタッフはかなりいい状態だと言っていた。彼のことはとくに心配していない。身体と腕が健康であれば、きっといい投球ができるはずだから」

【動画】カーショウが3Aで好投、軽快なベースカバーも
 
 また、オクラホマ州最大の日刊紙『The Oklahoman』は、「3回無失点。フラストレーションが残る時期が続いていたが、37歳の左腕はまだまだ力が残っていることを証明した」と伝え、「カーショウは“きょうは調子がよかった。まだ改善するべき点はいくつか残ってるが、最初の登板としては間違いなくいい内容だった。いい気分だよ。少し早い11時開始の試合だったけど、たくさんの子どもたちが来てくれて最高だった”と語った」と本人のコメントも報じている。

『Orange County Register』によると、メジャー18年目を迎えるカーショウが今シーズンの試合に出場すると、ザック・ウィート(1909~1926年)とビル・ラッセル(1969~1986)に並び、ドジャースの選手として最多シーズン出場記録保持者になるという。

 ドジャースひと筋18年で、通算212勝、サイ・ヤング賞3回、シーズンMVP1回、最多勝利3回、最優秀防御率5回、最多奪三振3回。球界屈指の大投手が、あと1か月でMLBのフィールドに戻ってくる。

構成●THE DIGEST編集部

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