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ド軍の大型契約は「今のところ大失敗」 期待外れの活躍を見せているCY賞左腕スネルは「ぜいたく品」と専門メディアが球団を厳しく批判

THE DIGEST編集部

2025.04.18

ここまでわずか2試合にしか登板していないスネル。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースの専門メディア『Dodgers Way』は現地4月16日、昨オフに同チームが獲得した先発左腕ブレイク・スネルが現時点で期待外れに終わっており、「今のところ大失敗のように思える」と球団を批判した。

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 サイ・ヤング(CY)賞を2度受賞した本格左腕は昨季サンフランシスコ・ジャイアンツで20試合に登板し5勝3敗だったものの、後半に向け調子を上げていき、8月にはノーヒッターを達成。オフ早々にドジャースとの5年1億8200万ドル(約260億円)の大型契約を勝ち取った。

 今季先発ローテーションの一角としてエース級の活躍が期待されていたスネルは現地3月27日の本国開幕戦デトロイト・タイガース戦に先発登板すると、昨季のCY賞投手タリク・スクーバルとの投げ合いに勝利し絶好のスタートを切ったものの、同4月1日のアトランタ・ブレーブス戦で4回5失点降板。さらに左肩の炎症で負傷者リスト入りするなど苦しい時期を過ごしている。

 同メディアは、スネルが2018年に防御率1.89、23年には防御率2.25と支配的な活躍を見せた一方で、4.00を超えるようなシーズンもあり、好不調の波が激しいと指摘。特にコントロールの衰えは顕著で、21年に与四球率4.83、23年には4.95と非常に悪い成績のシーズンもあるとのデータを紹介した。

 さらに大きな懸念は怪我だと同メディア。小さな打撲から手術を要する肘の故障まで、あらゆる怪我に見舞われてきたとし、今回の怪我も大ごとではないにせよ、さらに大きなリスクを抱えている可能性もあると警鐘を鳴らした。

 そして、同メディアはドジャースのローテーションには十分な実力を持った選手が揃っているため、スネルの契約を「ぜいたく品」と表現。長期的に競争力を保つのであれば、怪我で欠場する可能性が比較的高いスネルよりも、マックス・フリードやコービン・バーンズのような「働き者」にリソースを割くべきだと主張した。

構成●THE DIGEST編集部

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