サンフランシスコ・ジャイアンツの韓国代表スター、イ・ジョンフが好調を維持している。現地４月19日のロサンゼルス・エンゼルス戦でも３番・センターで先発出場。１安打を放って５戦連続安打を記録し、打率を.355とした。目下ナ・リーグの打率部門で２位につけている。
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　この試合を現地観戦したのがイ・ジョンフの代理人であるスコット・ボラス氏だ。試合前に韓国メディアの取材に応じ、『MKスポーツ』がコメントを紹介。同代理人は「彼はメジャーリーグに見事適応したと思う」と論じ、「すべてがうまく機能している。しっかり自分のバッティングに集中できていて、相手投手の特徴を掴み、メジャーでどう振る舞うべきかをよく理解しているんだ。きっとメジャーでもスターになれると確信しているよ」と太鼓判を押した。

　さらに、「打席に立つ姿はまるでイチローじゃないか。鮮やかにヒットを生み出すコンタクト能力も似ている」と、イ・ジョンフ自身が「憧れの存在」とするイチロー氏を持ち出して激賞。そのうえで「経験を積めばもっと力を発揮できると思う。天性のコンタクト能力とセンターでの安定した守備力。メジャー屈指のスラッガーになると期待しているよ」と続けた。
  　イ・ジョンフの父イ・ジョンボム氏はかつて中日ドラゴンズでも活躍した名手。幼少期から英才教育を受けたイ・ジョンフは、次世代の韓国野球を担う逸材として大きな注目を浴びてきた。２年前のオフにキウム・ヒーローズ から６年１億1300万ドル（約163億円）でジャイアンツに移籍。2024年シーズンは６月に左肩に大怪我を負い、復帰できないままMLB１年目を終えた。結果は打率.262、本塁打２、打点８、OPS.641。捲土重来を期す今季はここまで20試合を終えて打率.355、本塁打３、打点14、OPS 1.044と、ジャイアンツ打線を力強く牽引している。

構成●THE DIGEST編集部
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