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“新米パパ”大谷翔平の「父親力」、カブス2連戦で爆発か?「トラウトは最初の8試合で6本塁打」LA地元紙やドジャースが期待

THE DIGEST編集部

2025.04.22

父親力の発揮が期待される大谷。(C)Getty Images

父親力の発揮が期待される大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が第一子の誕生を発表した後、米メディアでは「dad strength=父親力」という単語が盛んに用いられるようになった。

 地元紙『Los Angeles Times』もそのひとつで、現地4月21日に「ドジャースは、“新米パパ”になった大谷が父親力でパワーアップすると信じている」と題した記事を公開した。

「2人の子を持つデーブ・ロバーツ監督は、父親力の信者だ。“健康な女の子が生まれたことをうれしく思う”と大谷の第一子誕生を祝福すると、“父親の強さは本物だ。父親になったので、すぐに120マイル(約193.1キロ)の打球が見られるかもしれない”と冗談を飛ばした」

 同紙は、「スポーツ選手が父親になった途端にパワーやスタミナが増す、いわゆる父親の強さ理論は、科学的に証明された事実というよりも、ジョーク的要素を含んだ都市伝説に近い」としながらも、「2020年に父親になったマイク・トラウトは、最初の8試合で6本の本塁打を放った」と父親力のパワーを紹介している。

 ドジャースでも親になったばかりの大谷の父親力が期待されている。同紙は、「大谷の父親力にはチームの誰もが興味をしめしている」と伝え、「ムーキー・ベッツは、もし誰かが父親力を手に入れるとしたら、それはショウヘイだと確信していると語った」と続けた。

【画像】大谷の第一子誕生報告に、300万近くの“いいね”と3万以上の祝福コメントが寄せられた
 
 また、ドジャースの選手たちは実際に父親力を感じたことがあるという。マックス・マンシーは娘が誕生した2021年にキャリア屈指の好成績を残し、「シーズン終了後に、いくつかのMVP票をもらえたよ」と振り返った。

 トミー・エドマンは「息子が生まれて以来、ホームラン率が上がった」と語り、エバン・フィリップスは2歳の息子のために食料品やベビーグッズを運ぶ際、父親の力強さを感じると明かしている。

 4人の子どもを持つクレイトン・カーショウは、「父親になると、エネルギーが湧いてくる。子どもがいない時は、リラックスしたい、今日一日は休みたいと思うけど、父親になるとそんな時間はない。というより、必要ないんだ」と説明した。

 ロバーツ監督は「父親の強さには、そういうところがある」と語り、10年のメジャー現役時代に放った計23本塁打のうち、何本かは父親力のおかげだったと振り返った。さらに指揮官として、多くの選手たちの慶事に立ち会ってきた経験を持っている。

「父親になって得られる資質のいくつかは、野球のフィールド上にも活かせると思う。些細なことにこだわらなくなるし、何が最も大切なのか理解する。これまで何人もの選手が人生と野球に対する見方を進化させる姿を見てきた」

 新米パパの大谷は、「父親リスト」入りから復帰した初戦(現地4月20日のテキサス・レンジャーズ戦)は3打数無安打に終わった。現地4月22日、23日に行なわれるシカゴ・カブスとの2連戦で、周囲の期待に応えるような父親力を見せてくれるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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