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菅野智之の投球は「一種の失われた芸術だ」ヤンキース打線を翻弄…オリオールズ指揮官が手放しで称賛「非常に落ち着いている」

THE DIGEST編集部

2025.04.29

ヤンキース相手に3勝目を挙げた菅野。(C)Getty Images

ヤンキース相手に3勝目を挙げた菅野。(C)Getty Images

 35歳のオールドルーキーが強力打線をねじ伏せた。

 現地4月28日、今季からボルティモア・オリオールズでプレーしている菅野智之は、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦に先発登板。5回5安打無失点、8奪三振、2四死球という内容で3勝目(1敗)をマークした。チームの連敗を3で止め、4対3の勝利に貢献した今夜の投球内容には、指揮官も高い評価を与えている。

 初回、二死満塁のピンチを背負った菅野だが、なんとか遊ゴロで切り抜けると、以降は、冷静な投球を取り戻してヤンキース打線を翻弄していく。続く2回を三者凡退に抑え、1死からアーロン・ジャッジ、コディ・ベリンジャーの連打で一、三塁とされた3回は、2者連続空振り三振で窮地を脱出。その後もスコアボードにゼロを並べ、5回を投げ切った。

 試合後、オリオールズのブライドン・ハイド監督は、報道陣の取材に対応。地元放送局『MASN』が会見映像を公開しており、その中で指揮官は、「素晴らしい。ただただ感銘を受けた。ストライクゾーンの中で球を動かし、緩急をつける能力は、一種の失われた芸術だと思う。本当に新鮮だ」と菅野の投球ぶりを絶賛している。

【動画】ゴールドシュミットを空振り三振に仕留めた菅野
 
 さらに動画内では、「カーブでしっかりとストライクを奪う。スプリットが本当にいい。速球も内角、外角に投げ分けられていた」などと菅野の各球種を分析。「非常に落ち着いている。今夜は、以前より気持ちが入り、激しさが増したように思う」と印象を語り、「とても集中しているように見えたし、彼の気迫が伝わってくる」と称賛の言葉を重ねていた。

 今季6試合目の登板を終え、防御率3.00に良化している菅野。円熟味を増す彼の活躍が今後も楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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