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プロ野球

元コーチが指摘。巨人・高梨雄平は「コントロールが非常に悪い。これが持ち味」“全治3か月”岡本和真と交錯した阪神・中野拓夢への報復死球は「100%ありません」

THE DIGEST編集部

2025.05.09

巨人の高梨雄平投手(右)が阪神の中野拓夢内野手(左)にデッドボールを当ててしまい、東京ドームは一時騒然となった。写真:THE DIGEST / Getty Images

巨人の高梨雄平投手(右)が阪神の中野拓夢内野手(左)にデッドボールを当ててしまい、東京ドームは一時騒然となった。写真:THE DIGEST / Getty Images

 プロ野球楽天の元監督で野球解説者のデーブ大久保氏が5月8日、自身のユーチューブチャンネルを更新。同7日の巨人対阪神戦で巨人の高梨雄平投手が阪神の中野拓夢内野手に直球を直撃させた場面について、私見を述べた。
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 7回の1死二塁の場面、巨人・高梨が投じた144キロの直球がすっぽ抜け、阪神・中野の背中に直撃。同内野手はその場に倒れ込み、球場も阪神ファンから怒号が飛び出すなど、一時騒然となった。

 同6日の試合で、巨人の一塁手・岡本和真がボールに手を伸ばした際に中野と交錯し、緊急交代。左ひじ靭帯損傷で全治3か月と見られる重傷を負っていた。

 そのためネット上には野球ファンから「絶対岡本のやり返しやん」「もっと謝罪せえよ」「報復死球にしか見えない」などと、憶測が飛び交う事態となった。
 
 このシーンについてデーブ大久保氏は「高梨投手が中野選手に対してわざとデッドボールを当てたのかってことは、これは100%ありません」と断言。その理由について「ジャイアンツのバッティングコーチをやらしてもらってる時に見てましたけれど...」と話しはじめ、以下のように指摘した。

「高梨投手はコントロールが非常に悪いです。これが持ち味ですね」

 また同氏は、高梨の投球スタイルについて「左の横ぐらいから、四隅に投げるんじゃなくて、ぶん投げていく。それが左バッターからしたら抜けて顔の方に来るんじゃないかっていうイメージを与えることによって、相手が怖がった状態で抑えていく」と解説した上で、次のように故意の死球ではない理由を話した。

「報復は絶対にない。本気で報復してぶつけるんだったら...一発でいきます。もうグダグダグダグダ、スライダー投げたりとか、ちゃんと抑えにいってピッチングはしないんです。 もう初球に行ってブーンって当てて...喧嘩になる」

 デーブ大久保氏は最後にこう続けて、同動画を締めくくった。

「ジャイアンツもタイガースも、首位争いをして、やっぱ、こう痺れる試合をやってるから、騒然としたものになる。もう仕方ないことですから、是非切り替えてみんなでまたいい試合を見せてもらえば...」

 同カードの3連戦は巨人が2連勝。巨人と阪神が18勝14敗1分け(勝率.563)で同率首位となっている。今後の戦いにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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