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「ベッツに再コンバートを迫る」ドジャース若手遊撃手フリーランドが「メジャーの扉を叩いている」不調マンシーの代替案にも

THE DIGEST編集部

2025.05.13

ドジャース傘下3Aオクラホマシティで活躍している23歳のフリーランド。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの若手有望株アレックス・フリーランドに大きな期待が集まっている。23歳の遊撃手フリーランドは傘下3Aのオクラホマシティ・コメッツで38試合に出場して打率.270、3本塁打、29打点。出塁率は.369、長打率は.412、OPSは.781の成績を残している両打ちの選手だ。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、フリーランドを「過小評価されている有望株」と評し、続けて「フリーランドがメジャーの扉を叩いているため、ムーキー・ベッツに再コンバートを迫るかもしれない」と伝えた。

 同メディアによると、ベッツは2020年にドジャースに加入して以降、右翼で3000イニング以上、中堅で214イニング、二塁で690イニング、遊撃では920イニングに出場。打力に加えて、4つのポジションを担える貴重な存在となっている。

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 25年は遊撃としてプレーしているベッツだが、「まだコンバートは終わっていないかもしれない」という。理由はフリーランドの台頭だ。「3Aで活躍している23歳は優れた守備力を持ち、守備範囲も広く、肩も強い。フリーランドがドジャースに昇格すれば、ベッツが二塁に戻るかもしれない」と同メディアは展望した。

「LAにとって、フリーランドが遊撃手として優れた守備力を発揮できるよう育てるのは重要な課題だ。ベッツにしても別のポジションで実力を発揮できる。フリーランドとは別の話になるが、テオスカー・ヘルナンデスが負傷者リスト入りし、マイケル・コンフォートが打撃で苦戦している現状、一時的にベッツが外野に戻るのも悪くないだろう」

 フリーランドは3Aでメインの遊撃に加えて、三塁の守備にもついている。同じくドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、不調が続くマックス・マンシーに代わる選択肢としてフリーランドを指名。「マンシーの打撃不振が続く場合、ドジャースはどのような代替案を考えているのか。有望株のフリーランドはオクラホマシティで好調を維持している」と言及した。

 このように、複数の地元メディアがフリーランドに期待を寄せている。はたして近いうちにメジャー昇格のアナウンスがあるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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