MLBロサンゼルス・ドジャースのレジェンド左腕クレイトン・カーショウは現地５月15日、近年衰えをみせていたベテラン捕手のオースティン・バーンズに事実上の戦力外通告（DFA）を下した球団の決定に反応し、盟友のこれまでの功績に賛辞を送った。

【動画】ラッシングがデビュー戦でメジャー初安打を記録！センター方向へのクリーンヒットでいきなり結果を残す 　ドジャース専門メディア『Dodger Blue』が同日配信したインタビュー動画で、カーショウは自身の専属捕手だったバーンズのDFAについてコメントを求められると、「みんな驚いたと思う。悲しいね」と心中を吐露した。「フィールド内外における親友の一人だ。オースティン・バーンズより競争心の強い選手はほかに見当たらないだろう。誰に対しても勝ちたいと思っており、常にいろいろな方法で我々にとって重要な場面で立ち上がってくれた」と話し、常勝軍団の第２捕手として担ってきた役割の大きさを強調した。

　カーショウは、「彼（バーンズ）がプレーオフの試合で多く先発出場し、打撃で勝利を収めてきた過去を多くの人が忘れてしまっている」とし、これまでのチームへの貢献は称えられるべきだと示唆する。そのうえで、バーンズの代わりにメジャー昇格を果たした24歳のダルトン・ラッシング捕手の名前を出して、以下のように続けた。

「ダルトンを軽視しているわけではない。彼がそれに値する選手だと分かっているし、素晴らしい選手になるだろう。ただ、個人的にはバーンズが去るのは残念だった」

　カーショウは昨オフに左足の親指と左ひざの手術を受け、今季は開幕から故障者リスト入りをしていた。その後、４月中旬にマイナーで実戦復帰を果たすなど、メジャー復帰を目指して調整を行なっていた。数か月に及ぶリハビリを経て、本拠地で行なわれるロサンゼルス・エンジェルス戦（17日）で今季初登板を予定している。

　これまで86登板（同メディアより）をともに戦ってきた相棒との別れを経て、ドジャース一筋の左腕は期待の若手捕手と、今後どのような投球を見せるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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