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大谷翔平を空振り三振に仕留めたアスレティックス野手。記念球にニヤリも対峙した“恐怖”を告白「正直怖かったよ。なぜなら…」

THE DIGEST編集部

2025.05.16

大谷(左)から空振り三振を奪ったア軍のペレダ(右)。対戦した時の恐怖体験を告白した。(C)Getty Images

 現地5月15日、ロサンゼルス・ドジャースが本拠地で行なわれたアスレティックス戦に19対2で大勝した。1番・指名打者でスタメン出場した大谷翔平に今季初となる2打席連続ホームランが飛び出すなど、ドジャース打線が18安打の猛攻を記録した。その一方で、終盤に珍しいシーンが起きた。
【動画&画像】敵野手が大谷翔平から空振り三振を奪った実際の映像。記念球にドヤ顔も

 16対2とドジャースの一方的な展開だった8回だ。アスレティックスはこの回から野手のジョニー・ペレダをマウンドに送る。だがいきなり連打を浴びると、9番のキム・ヘソンには左二塁打を打たれて1点を献上。なおも無死二、三塁のピンチを背負い、この日2本塁打の大谷と対峙した。

 またも大量失点かと思われたが、ペレダはカウント1-1から105キロ前後の緩いスライダーで大谷を追い込むと、勝負の5球目には143キロの速球を外角高めに投じて空振り三振を奪った。大谷の豪快なフルスイングに投げた直後は後ずさりしたペレダだが、メジャーを代表するスーパースターから三振を奪いニヤリと笑みを浮かべ、記念球をベンチに投げ入れた。

 結局ペレダは32球を投げて1イニングを4安打3失点を喫したが、唯一の三振を3度のMVPプレーヤーから奪ってみせた。
 
 試合後、ペレダは大谷と対戦した場面を振り返り、「彼と対戦したかった。三振を取れて良かったよ」と大喜び。本職は捕手を務める29歳はチームスタッフがケースで保管した記念球を大事そうに見つめた。

 そして、大谷だからこそ感じた"恐怖"を赤裸々に明かした。

「正直に言って怖かったよ。彼がセンターに打ち返さなかったことをただただ嬉しく思ってる。なぜなら(ライナーで)返ってくれば、僕は殺されてしまうからね」

 MLB公式サイト『MLB.com』のジェイコブ・ガーヴィス記者は自身のXにペレダがドヤ顔で記念球をみせている写真を投稿。「ペレダは、ショウヘイ・オオタニについて対戦したい唯一の打者だと語った。そして、オオタニがセンターに打ち返さなかったことを喜んだ。もし打たれたら、死んでしまうからだ(笑い)。控え捕手にとっては素晴らしい夜だった」と記し、大敗したチームの中で唯一の明るい話題だったと主張した。

構成●THE DIGEST編集部

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