MLBのテキサス・レンジャーズが現地５月18日（日本時間19日）、韓国の"二刀流高校生"キム・ソンジュンを国際自由契約選手として迎え入れたと発表した。球団公式SNSで入団会見の写真も公開された。

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"韓国の大谷翔平"こと、光州一高３年のキム・ソンジュンは、188センチ・83キロの恵まれた体躯を誇る大型右腕で最速153キロをマーク。遊撃手、三塁手もこなし、バッティングでも非凡なセンスを持ち合わせる。昨年の高校リーグでは、投手として14試合で投げ、３勝１敗、防御率2.65をマーク。打者としては28試合に出場し、打率.307、１本塁打、８打点、OPS.831を記録している。

『朝鮮日報』や『スポーツ朝鮮』など複数の韓国メディアは、同選手の獲得を主導したハミルトン・ワイス国際スカウト理事の評価として、「キム・ソンジュンはワールドクラスの才能を持つ選手だ。強靭性にも優れている」とのコメントを紹介。さらに「二刀流挑戦のための資質を備えている。何より球団の価値を象徴する選手であり、人格者として非常に期待している」と語ったという。

　一方、本人は「ロールモデルは大谷選手だ」としたうえで、「大谷選手は野球だけでなく、野球以外にも学ぶことが多い選手」「最善を尽くして投打ともに優れた成績を残して、メジャーリーグでも投打兼業をしたい」と大谷翔平を理想として投打二刀流への強い想いを見せたことを『スポーツ朝鮮』が伝えている。

　また同メディアは「大谷翔平の後をつなぐアジアの二刀流スターを期待できるだろうか」と大きな希望を抱く一方で、「（体は）大谷と比べると小さい。パワーヒッティングと剛速球を投げるためには、もっと筋肉を付けなければならないだろう」と冷静な見方も示している。

構成●THE DIGEST編集部
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