スター軍団の勢いが落ちている。

　現地５月19日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に５対９で敗れ、ロサンゼルス・エンジェルスとのフリーウェイシリーズから今季ワーストの４連敗を喫した。29勝19敗でナ・リーグ西地区の単独首位を維持しているものの、２位のサンディエゴ・パドレスとの差は0.5ゲームだ。

　ダイヤモンドバックス戦の前に、複数の米メディアが全30球団のパワーランキングを発表しており、MLB公式サイトがドジャースを１位に置いた一方、米スポーツ専門局『Fox Sports』、『CBS Sports』、『NBC Sports』などは、30勝に一番乗りしているデトロイト・タイガースを１位に選出。ドジャースを２位に下げている。

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  　『Fox Sports』のローワン・カブナー記者は、「本拠地でエンジェルスにスイープされれば、首位からの陥落も当然だ」と記述。直近４試合で32失点を許すなど、“投壊”が深刻な現状については、「ドジャースのチーム防御率は、衝撃の全体21位。投手陣の怪我が悪影響を及ぼし始めた」と言及している。

　もちろん全てが悪いわけではない。「ショウヘイ・オオタニとフレディ・フリーマンがともに野手のfWAR （チーム勝利に貢献した度合いを表す指標）でMLBトップ15入りを果たしている」とし、「さらに驚くべきは、24歳のアンディ・パヘスも同様ということだ」と続け、若手選手の台頭に注目した。

　ひとつの踏ん張りどころを迎えているドジャース。この苦境をどう乗り越えていくのか、今後の戦いぶりに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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