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37歳レジェンド左腕カーショウにとっての“理想の引き際”とは。怪我から復帰を決めた理由も明かす 「もし僕がマウンド上で...」

THE DIGEST編集部

2025.05.22

自身の引き際に言及したカーショウ。(C)Getty Images

 MLBロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウ投手は、現地5月17日のロサンゼルス・エンジェルス戦に先発登板し、昨年8月以来の復帰を果たした。結果は4回5安打3四球5失点と決して良い成績ではなかったものの、故障者続出のド軍先発ローテを支えた。

 37歳のレジェンド左腕は、今季デビュー戦を前にドジャース専門ラジオ番組『AM 570 LA Sports』のインタビューに応じ、自身の引退について言及した。

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 昨季は度重なる故障で満足にプレーできず、オフには左足親指と左膝半月板の手術を行なったカーショウ。今季復帰すると決めた理由について、「怪我を引退の理由にしたくないというのが、おそらく一番大きかったと思う」とコメント。さらに「(引退の決断が)怪我のリハビリが上手くいかなかったからという理由であってほしくない」と自身の勇退における美学を語った。

 ではサイ・ヤング賞3度の名投手にとっての"理想の引き際"とは何か。その疑問についてカーショウは、「もし僕がマウンド上で打ち込まれて、『もうダメだ』ってなった時、もし自分のベストを出して他の選手に打ち負かされたならその時だ」と回答。「でも絶対に自分で自分の気持ちを折りたくはないんだ」と自らグローブを置く選択肢はないとの姿勢を明確にした。

 インタビューのなかで「チームの役に立ちたい」「多くの人に良い影響を与えたい」と口にしていたカーショウ。間違いなく先発投手として球団から大きな役割が求められている今、チームのために、そして自分のためにどこまで突き進めるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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