ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、現地５月20日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発し、７回110球を投げて無失点、被安打１の快投を見せた。勝敗はつかなかったが、延長10回裏にマックス・マンシーの犠牲フライでドジャースが４－３のサヨナラ勝ちを収めた。

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　MLB公式サイト『MLB.com』は、「ヨシはドジャースの先発陣のストレスを和らげる上で重要な冷静さを証明した」と題した記事で、山本の投球を高く評価。「ヤマモトは６回まで無安打、ランナーも３人のみという圧倒的な内容で、チームに必要なストッパー以上の活躍を見せた。メジャー自己最多の110球を投げ、７イニングを無失点に抑えた」と伝えている。

　また、９日の同カードでは５回88球５失点で敗戦投手となっていたが、今回はその雪辱を果たす内容となった。「ノーディシジョン（勝敗つかず）に終わったものの、わずか２試合前に苦しめられた相手に対し、強い自己主張を示す投球だった」と振り返っている。

　チームは連敗を４で止め、山本の力投が原動力となった。同メディアはまた、「投手陣の不調が続き、シーズン最多の４連敗を喫していたドジャースにとって、まさに必要なパフォーマンスだった」と絶賛。７回を無失点で投げ終えた場面では、「山本がスミスを渾身のボールで打ち取ったとき、ドジャー・スタジアムの観客は大歓声で沸き立った」と球場の熱気も伝えている。

構成●THE DIGEST編集部
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