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MLB

NFLプレーヤーの28年ロス五輪参加が全会一致で承認。海外メディアが大谷翔平らメジャーリーガーの出場を熱望「次にアクションを求められるのはMLBだ」

THE DIGEST編集部

2025.05.24

28年ロス五輪への出場意欲を示唆している大谷。果たしてメジャーリーガーの参加は叶うのだろうか。(C)Getty Images

28年ロス五輪への出場意欲を示唆している大谷。果たしてメジャーリーガーの参加は叶うのだろうか。(C)Getty Images

 今月20日、米NFLのオーナー会議において、2028年のロサンゼルス五輪(以下ロス五輪)の追加競技として行なわれるフラッグフットボールへのNFLプレーヤーの参加が全会一致で承認された。これにより、現役スター選手の五輪出場が可能となり、今後は同競技におけるドリームチーム結成にも関心が寄せられる。

 そして、米国内外で報じられたこの決定は、ロス五輪に向け注目を集めている北米4大プロスポーツの競技である、野球にも少なくない影響を及ぼしつつあるようだ。

 オリンピックの情報を幅広く取り扱う『insidethegames』が5月22日、NFLオーナー会議のトピックを伝えるとともに、ロス五輪での野球競技へのMLB選手参加について興味深い提言をしている。
 
 これまで議論されてきたMLBプレーヤーの五輪参加については、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)やブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)といったトップスター選手が出場意欲を示している。五輪組織委員会会長を務めるケイシー・ワッサーマン氏による五輪参加への夢実現に向けて、様々な動きも伝えられてきた。同メディアは今回のNFL側の決定を受け、「次にアクションを求められているのはMLBだ」と投げかけている。

 記事の中ではMLBのロブ・マンフレッドコミッショナーへのアプローチとして、ワッサーマン氏が「現在も緊密に(MLB側と)連絡を取り合っている」と説明。さらに、NFLオーナー会議が行なわれた翌日にワッサーマン氏が「私はNFLの発表に先立ち、事前にマンフレッドに話を通していた。彼らも何が起こるかを知っていた」などと語ったコメントも紹介している。

 他にも、五輪における野球競技の歴史を辿りながら、「東京2020大会でもMLBの選手たちは出場しておらず、金メダルを獲得した日本がスター選手を揃えていたことから、米国の選手たちの間ではいまだにその悔しさが残っている」と指摘。そのうえで、「ロス五輪でベースボールが正式に競技復帰するのは、母国開催ということもあり、米国代表にとって『最強メンバーで金メダルを狙うべき』との世論が高まっている」と現地の反応をレポートしている。

 加えて大谷、ハーパーとともに、大会参加に賛同している選手のひとりとしてアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の名前も記しながら、「主催者たちはさらに多くの声が挙がることを期待している。今、ボールは再びマンフレッドとMLBオーナーたちの手に委ねられている」と訴え、MLBプレーヤーの参加に期待を寄せて記事は結ばれている。

 28年ロス五輪にメジャーリーガー本格参戦するとなれば、過去にないほど華やかな大会となることは間違いない。そして、オリンピックでの「世界一」を決める戦いは多くのファンも望んでいるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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