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大谷翔平が今季4度目の1試合3三振…敵将が「オオタニを人間に戻した」と絶賛したメッツ左腕の巧妙な18球

THE DIGEST編集部

2025.05.25

大谷(右)から3三振を奪ったメッツの左腕ピーターソン(左)。(C) Getty Images

 現地5月24日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でニューヨーク・メッツに2対5で敗れ、連勝が3でストップ。1番・指名打者で先発出場した大谷翔平は今季4度目の1試合3三振を喫し、精彩を欠いた。
【動画】大谷翔平が1試合3三振…スライダーにバットが空を斬る

 試合後、メッツのカルロス・メンドーザ監督は「オオタニも人間だね」とコメントした。この日、メッツの先発左腕デビッド・ピーターソンに大谷は全くタイミングが合わず4打数ノーヒット。特に変化球に苦しみ、カウントで追い込まれると最後はスライダーに体が流れて3度もバットが空を斬った。
 
 ニューヨークに拠点を置く『Daily News』によると、ピーターソンは大谷に対し4打席で18球を投じたがフォーシームは1球も投げなかった。その代わりシンカーと緩急のあるカーブで大谷のバランスを崩し、決め球であるスライダーで日本人スターを空振り三振に仕留めた。同メディアのピーター・スブレンドリオ氏は「土曜の夜、オオタニにとっては特に厳しいものだった」と辛辣だった。

 大谷を完璧に抑えたピーターソンについてメンドーザ監督は「左打者は、なかなかいいスイングができなかったね」と振り返り、「デビッドはオオタニを人間に戻した」とユニークに表現。怪物級の打棒で米球界の歴史を塗り替え続ける大谷を沈黙させた自軍の左腕を最後まで称えた。

構成●THE DIGEST編集部

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