日本人スターが２試合ぶりの無安打だ。

　現地５月24日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地ニューヨーク・メッツ戦に「１番・DH」で先発出場し、４打数無安打、３三振。相手の先発左腕デービッド・ピーターソンに対し、試合前まで10打数５安打と好相性だった偉才だが、この日は全く攻略の糸口を見つけられなかった。チームも２対５で敗れ、連勝が「３」で止まっている。

【動画】大谷翔平が１試合３三振…スライダーにバットが空を斬る 　まず初回の第１打席で外角スライダーにバットが回り、空振り三振に倒れた大谷。その後もピーターソンの投球に苦戦を強いられ、３回先頭の第３打席で中直に倒れると、５回２死走者なしの第３打席、８回１死一塁の第４打席では、再び外角のスライダーにバットが空を切った。同じ投手に１試合３三振を喫するのは、これが今季２度目だ。

　８回途中５安打２失点、７奪三振、２四球の好投で今季３勝目（２敗）を挙げたピーターソンは、試合後の取材で大谷との対戦を振り返り、「彼もただの一打者だ」と冷静にコメント。ニューヨークの地元放送局『SNY』が公開した映像のなかで29歳の技巧派左腕は、「ラインナップで９人のうちの１人だ。誰に対してもそう考えている」と強調した。

　また、「もちろん彼は素晴らしい選手で、この球界で多くのことを成し遂げてきた」と大谷への敬意を示すと、「彼のチームには他にも素晴らしい打者がたくさんいる」と言及。「だから彼も９人のうちの１人で、僕はそういう風に準備をする。自分の状態を見つめ、自分のプロセスをこなし、対戦に備えていく」と自身のルーティンを明かした。

　今季ここまで50試合に出場し、打率.296（リーグ８位）、17本塁打（同２位）、31打点（同16位）、OPS1.021（同２位）を記録している大谷。現地25日はメッツから千賀が先発予定となっており、日本人対決にも大きな注目が寄せられそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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