現地５月25日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でのニューヨーク・メッツ戦に１対３で敗れ、３連戦のカード負け越しが決まった。１番・指名打者で先発出場した大谷翔平は５試合ぶりとなる18号先頭打者ホームランを放ち、４打数１安打１打点だった。
【動画】大谷翔平、千賀滉大から初回に強烈な一発！18号先頭打者ホームラン

　初回、大谷の快音がいきなりNYの空に轟いた。シティ・フィールドから大ブーイングで迎えられる中、日本人スターはメッツ先発・千賀滉大と今シーズン初対決。その２球目だ。低めの152キロの直球を完璧に捉えると、打球は右翼方向に一直線。スタンド中段まで運ぶ飛距離411フィート（約125.27メートル）、打球速度108.2マイル（約174.13キロ）を計測する特大のアーチを叩き込んだ。

　大谷のリーグ本塁打王を快走する一発で先制したドジャースだったがその裏、先発のランドン・ナックが３番ファン・ソトを三ゴロに打ち取ってスリーアウト...かと思えたが、三塁のマックス・マンシーが失策。ランナーを出すと、続くピート・アロンソに10号２ランを献上し、あっさり勝ち越しを許した。

　３回にも守備からのミス絡みで失点し、２点差となったドジャース。そのあと両軍は投手陣が好投し、無得点のまま８回まで続いた。

　９回、メッツは守護神のエドウィン・ディアズではなく防御率0.86のリード・ギャレットを投入。ドジャースは５番テオスカー・ヘルナンデスからの攻撃だったが、わずか４球でバットが空を斬った。６番マンシーが意地の右前打を放ったがチャンスを生かせず、最後はマイケル・コンフォートが空振り三振を喫した。
  　大谷はホームランキング首位を走る18号こそ出たが、その後は空三振、中飛、中飛に倒れた。千賀は大谷にソロ弾こそ浴びたが、失点はこの１点のみ。６回途中までを投げて５安打５奪三振４四球の好投で今季５勝目をマーク。防御率は1.46でリーグ首位、メジャー全体でも３位をキープしている。

構成●THE DIGEST編集部

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