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MLB

カブス・PCAがMVP候補に急浮上「インパクトのある選手へと変貌」と米メディア注目...覚醒の理由は“踏み込まない”打撃フォーム

THE DIGEST編集部

2025.05.26

打撃フォームの改善で変貌を遂げたカブスのクロウ=アームストロング。(C)Getty Images

打撃フォームの改善で変貌を遂げたカブスのクロウ=アームストロング。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの外野手ピート・クロウ=アームストロング外野手が打撃フォームの調整により、驚異的な成長を遂げていると米メディア『ClutchPoints』が報じた。昨季の成績を大きく上回るパフォーマンスを見せ、オールスター候補として名前が挙がるまでになった若き才能の躍進に、米球界は注目している。
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 クロウ=アームストロングはここまで53試合に出場し、打率.286、14本塁打、打点48、14盗塁、OPS.892(出塁率.315、長打率.576)という好成績をマーク。昨シーズンは123試合410打席で10本塁打、47打点、27盗塁、OPS.670(出塁率.286、長打率.384)だったことを考えると、その成長ぶりは一目瞭然だ。

 同メディアは、メジャーリーグの専門番組『MLB Network』のトム・ヴェルドゥッチ氏が明かした、クロウ=アームストロングのこれまでのスイングについて、以下のように解説した。
 
「昨シーズンまでは、打席で踏み込みを巧みに利用して出塁し、時折パワーを発揮していた。前足と後ろ足の間で体重が均等に分散され、打球に向かってステップする際に頭の位置が変化。結果として、スイング中に頭が一定の高さを保てず、ボールに対して一貫した強い当たりを作り出すことが難しかった」

 そのように綴った上で、同メディアは「現在のアプローチは劇的に変化した」と指摘。続けて、改善されたポイントを次のように記した。

「体重を主に後ろ足にかけ、投手がボールをリリースする瞬間、彼は足を踏み込まず、代わりに前足を上げて元の位置に戻すという動作に変えたのだ。この改善によって、タイミング調整と頭を安定した位置に保つことを可能にし、ボールに対してより強い当たりを生み出せるようになり、インパクトのある選手へと変貌した」

 この変化によって、PCAは鈴木誠也、カイル・タッカー、ダンスビー・スワンソンら強打者が二桁本塁打を記録する中、それらをも凌ぐインパクトを与える選手へと進化した。

 最後に同メディアは「もし彼が残りのシーズンを通して好調を維持できれば、正真正銘のMVP候補となるだろう」と述べている。クロウ=アームストロングは184センチとメジャーでは、大柄ではない体格ながら、スイングの改善によって大きなパワーを生み出せるようになった。今後の活躍にも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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