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MLB

昨季を超える年間59本塁打ペース!! 大谷翔平の進化を示す「13」。怪物ジャッジと遜色ない異次元スタッツ

THE DIGEST編集部

2025.05.29

大谷は5月だけで驚異的な打撃スタッツを残している。(C)Getty Images

大谷は5月だけで驚異的な打撃スタッツを残している。(C)Getty Images

 偉才の快進撃が止まらない。

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が現地5月27日に行なわれたクリーブランド・ガーディアンズ戦で3戦連発となる逆方向へのソロホームランを放ち、両リーグ最速となる20号に到達。5月だけでここまで13本塁打と、例年よりひと足早く量産体制に入っている。

 6月に強いことで知られている大谷だが、今季は“確変”が起きている。

 24年6月は12本、23年同月は15本、21年同月は13本のホームランを記録。一方で、これまでの5月はというと、21年から24年までいずれも7~8本止まりだった。ところが今季は5月3日のアトランタ・ブレーブス戦を皮切りにアーチを量産。15日のアスレティックス戦は2打席連続弾で6打点と大爆発し、3試合連続ホームランは2度もマーク。比類なき打棒を遺憾なく発揮している。
 
 それは数字にも表れている。大谷は5月だけで101打数27安打、打率.297、25打点。本塁打(13本)と長打率(.752)はメジャー全体でトップに君臨しており、出塁率(.395)と合わせたOPSは1.147。打者の貢献度で重要視される指標は依然「1」を超えており、これはアーロン・ジャッジ(1.169)に次いで同2位のスタッツ。9割で一流、10割を示す「1」以上なら超一流と言われるなか、両雄とも怪物級なスラッガーだと断言できる。

 MLB専門放送局『MLB Network』によると、このペースで打ち続ければ年間59本塁打となり、昨季リーグ本塁打王に輝いた54本塁打を大きく超える数字となる。

 5月の自己最多をすでに大幅に更新している大谷。28日に行なわれたガーディアンズ戦は4試合ぶりのノーヒットに終わったが、月内に残された本拠地でのラスト2試合(ニューヨーク・ヤンキース戦)で新たな歴史を刻む可能性は十分にありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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