今季、メジャーデビューを果たしたロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は現在、右肩を痛め負傷者リスト（IL）入りとなっている。「インピンジメント症候群」からの回復に努める日々の中、先月末にはキャッチボール再開のニュースも伝えられたが、復帰への展望も開けてきたようだ。

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　ドジャース専門サイト『Dodgers Nation』は現地時間６月２日、佐々木が現在、６月下旬での復帰へ向けて調整を続けていると報じた。

　その中で同メディアは、「複数の球団がこの若き日本出身の右腕の逸材をめぐって争奪戦を繰り広げたが、それは何よりも、低コストで契約できる可能性があったからだ」と説明。佐々木の米球界移籍時、25歳以下のマイナー契約スタートだったため、多くの球団が関心を寄せていたと振り返る。

　続けて、現在、IL入りとなっている状況を踏まえ、「ロサンゼルス・ドジャースがその争奪戦には勝利したものの、現時点では『成果』を手にできていない」と率直に綴っている。

　そして、佐々木の現在までの不本意な投球内容も指摘する同メディアだが、一方では、「年俸76万ドルという契約は、ドジャースにとって比較的控えめな投資だ」などと主張。続けて、「ササキがMLBで調子を取り戻せば、その価値は計り知れないものとなる」と期待も寄せている。

　また、同メディアは現在の離脱期間が、「日本時代のような支配力を取り戻す転機になるかもしれない」とも見通す。戦列を離れているとはいえ、やはり“怪物右腕”のポテンシャルに大きな期待があることは間違いないようだ。

構成●THE DIGEST編集部
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