米メディア『Sports Illustrated』は現地６月８日（日本時間９日）、「ニューヨーク・メッツの先発ローテーションがシーズン開幕からこれほど好成績を収めたのは過去40年ぶりだ」と題した記事を更新し、2025年のレギュラーシーズンでメッツの先発投手陣が、過去40年で最も好調な滑り出しを見せていると報じた。

　メッツは開幕前に左腕ショーン・マナエア（右脇腹の張り）とフランキー・モンタス（右広背筋の張り）の戦線離脱を発表。そのため今年の最大の不安要素と見られていたのが「先発投手陣だった」と同メディアは記した上で、今季ナ・リーグ東地区で２位（フィラデルフィア・フィリーズ）に約4.5ゲーム差をつけて首位を快走している要因をこう伝えた。

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  「開幕からエースを欠き、当初“弱点”と見られていた先発陣の好調ぶりが、25年シーズン序盤の好成績を支える要因の一つとなっている。千賀滉大（防御率1.59）、デビッド・ピーターソン（同2.80）、グリフィン・キャニング（同2.90）、クレイ・ホームズ（同2.95）の４人の先発投手が防御率3.00未満をマークしており、これほど先発陣が機能しているのはメッツにとって久しくなかったことだ」

　また同メディアは、「シーズンのこの時点（66試合）で防御率３点以下の先発投手が揃ったのは、メッツにとって1985年以来の快挙である」と記述。千賀の活躍については「想定内だった」とも綴っている。

　主力２人が不在でも大健闘のメッツ先発陣。マナエアとモンタスの復帰が近づくなか、メッツのローテーションはさらに厚みを増すことになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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