サンディエゴ・パドレスのエース格のひとり、マイケル・キングが山本由伸（ロサンゼルス・ドジャース）の“決め球”スプリットを習得したいとの願望をド軍専門メディア『Dodgers Nation』に明かした。

【画像】もちろん山本由伸も！特徴を捉えた日本人メジャーリーガー12選手のマンホール 　山本のスプリットを見たキングは、「これを自分の武器に加えられるかな？」とこぼしたといい、近くにいた同じくパドレス先発右腕のニック・ピベッタも「ヤマモトみたいなスプリットを投げられたら良いのに」と羨ましがったという。

　事実、山本のスプリットは支配的な数字を残している。同メディアによると今季の山本が奪った86の三振のうち、ほぼ半分の42がスプリットによるものであり、Whiff%（空振り÷被スイング数）は43.3％で被打率はわずか.121。同じく被打率.193のフォーシームとともに、投球全体のゴロ率を58.4%に押し上げる要因のひとつとなっている。

　キングは現在負傷者リスト入りしているものの、今季10試合に登板し４勝（２敗）、防御率2.59、64奪三振と好成績をマーク。ピベッタも13登板でチームトップの６勝（２敗）、クオリティスタート７回、防御率3.48、79奪三振と優秀な成績を収めている。

　そんなパドレスをけん引する両者からも羨望を集める“決め球”が今後も山本の輝かしいキャリアを支えてくれることだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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