現地６月14日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で１試合２本の本塁打を放った。

　11試合ぶりの本塁打を放った大谷は試合後、「やっぱり構えが大事だと思っているので、そこを重点的に試合前はチェックして入りました」と構えを調整したという大谷は、「だいぶ長いこと打っていないなと思っていましたし、２本とも比較的いいホームランでした。１本目は先制するという意味では大きい１本だった」と振り返った。

　試合前にはブルペンで23球を投げ込み。10日のサンディエゴ・パドレス戦の前には、手術後３度目のライブBPに登板していた。投手復帰に向けて調整を続けているなか、身体的負担を記者に問われると、「実戦形式の練習で球数を投げるというのは、それだけ負荷が高い。もちろんやらないよりはやった方が身体に帰ってくる負担は大きいと思いますけど、必ず通らないといけない道なので、集中してどちらとも調整したい」と意気込んだ。

【動画】ジャイアンツ戦で大谷翔平が24号＆25号！
  　さらに、「去年はDHだけで出ましたけど、どちらかというと２つ同時にやっていくのが通常のスタイルではあるので、とくにあまり気にすることなく。復帰したら復帰したで、それが逆にいままで通りだと思って入れば、いいんじゃないかなと思います」と自然体を強調した。

　また、「投手復帰に向けて、どれくらいの準備が必要？」と聞かれると、「球数によると思いますけど、前回の登板（ライブBP）も強度的に問題なかったですし、十分試合で投げられるレベルには近づいていると思ってます」と語り、「オールスター前に復帰する可能性は？」との質問には「逆にどう思いますか？」と記者に逆質問。「あなたに教えてもらいたい」とあらためて問われた大谷は、笑みを浮かべながら「まぁ、そんな感じですね」とオールスター前の復帰を匂わせた。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「このスライディング何点？」「なんと優雅な…」大谷翔平、ホーム生還でまさかの”すってんころりん” 本人の苦笑いに地元メディア、記者も注目

【記事】“２発”の大谷翔平が「250－150」のメジャー最速記録達成！ A・ロッドの数字を「楽々と更新した」＆１番打者の71試合目での25本は歴代１位タイ