異例の電撃復帰だ。

　現地６月15日、ロサンゼルス・ドジャースの球団公式Xは、投手復帰を目指していた大谷翔平が現地16日の本拠地サンディエゴ・パドレス戦で先発登板すると発表。サンフランシスコ・ジャイアンツ戦の試合後、報道陣の取材に応じたデーブ・ロバーツ監督からは、「おそらく１イニングになるだろう」とその詳細が明かされた。

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり！ 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻＆パートナー”を一挙紹介！ 　2023年８月23日のシンシナティ・レッズ戦（ロサンゼルス・エンジェルス時代）以来、実に663日ぶりの復帰登板を迎える大谷。約２年ぶりのマウンドとはいえ、MLBキャリア通算86試合で38勝19敗、防御率3.01、608奪三振の成績を残し、22年のサイ・ヤング賞投票で４位に入った経験を持つ二刀流スターの投球には、やはり米記者からの視線も熱い。

　そのなかで同日、データ報道に強いMLB公式サイトのサラ・ラングス記者は、Xを更新。「ドジャースの歴史上、１シーズンに10本塁打以上を放ち、かつ２試合以上に登板した選手はたった１人しかいない」と書き始めると、「24年に12本塁打を放ち、４試合に登板したエンリケ・ヘルナンデスだ」と意外な名前に言及している。

　ただ、「これはあくまで現時点での記録だ」と強調し、日本の偉才に視線を移したラングス記者。今季ここまで大谷は、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ、シアトル・マリナーズのカル・ラリーに次ぐメジャー３位、リーグ１位の25本塁打を記録しており、「今季２度の登板があれば、このリストに加わる」と続けていた。

　注目の投手復帰戦では、はたしてどんなパフォーマンスが見られるだろうか。新たな歴史を刻む大谷の姿に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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